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概要

AWS Snowball では、デバイスの使用と AWS からのデータ転送に対してのみ料金が発生します。AWS Snowball の支払いには、オンデマンド料金と確約済みの前払い料金の 2 つの方法があります。

オンデマンド料金には、ジョブごとのサービス料金 (特定のデバイスの無料使用日数を含む)、デバイスを AWS に返送する前にその日数を超えて使用した分の 1 日あたりの料金、およびデバイスを AWS に返却するための配送料が含まれます。サービス料金と 1 日あたりの料金は AWS リージョンによって異なる場合があり、選択した Snowball デバイスタイプ (Storage Optimized 210 TB か、EC2 コンピューティングを備えた Compute Optimized) のどちらを選択するかによって異なります。配送料は、配送業者の標準料金によって異なります。

AWS Snowball では、エッジコンピューティングのユースケース向けに、月単位で 1 年間の使用契約を用意しています。 この長期契約は、前払い制で Snowball デバイスを割引料金で利用でき、前払い期間が終了するまで、デバイスの追加サービス料金、日割り料金や配送料を支払う必要がありません。Snowball デバイスを注文すると、 AWS Snowball コンソールで確約された前払い料金にサインアップできます

料金の詳細

手数料

ジョブ 1 件あたりのサービス料金

Snowball コンソールで注文したジョブや、コマンドラインサービス (CLS) から JMAPI (API) でアクセスしたジョブの 1 件あたりには、1 回のセットアップ料金がかかります。AWS では、デバイスの種類にもよりますが、含まれている 15 日に配送日数はカウントしません。AWS はデバイスがお客様の手元にある全日数についてのみお客様に請求し、デバイスの到着日やデバイスの AWS への返送日についてはお客様に請求しません。料金は、以下の表に AWS リージョンごとに記載されています。

1 日単位の料金

Snowball Edge デバイスの選択とジョブ設定に応じて、最初の 15 日間のオンサイト使用がサービス料金に含まれます。無料のオンサイト使用期間より長くデバイスを保持した場合、デバイスを保持する日数に応じて料金が発生します。1 日単位の料金は、以下の表に AWS リージョンごとに記載されています。

月額料金

EC2 を備えた AWS Snowball Edge Compute Optimized と AWS Snowball Edge Storage Optimized 210TB は、月額料金プランで注文できます。 ジョブ 1 件あたりのサービス料金や 1 日あたりの料金などの追加料金は発生しません。月額料金プランで注文した Snowball デバイスについては、デバイスが AWS に返却されるまで、Snowball デバイスの使用料が月の初めにお客様の AWS アカウントに請求されます。AWS は最初の月の料金を日割りで計算します。料金は、以下の表にリージョンごとに記載されています。

確約された前払い料金

Snowball デバイスを 1 年間以上使用する予定で、月額料金やオンデマンド料金と比べて割引価格でデバイス料金を前払いしたい場合は、確約済みの前払い料金で Snowball デバイスの支払いを行うことができます。当社はお客様が Snowball デバイスを受け取ったときに前払い料金を請求し、前払い期間が終了するまで、そのデバイスの追加のサービス料金や 1 日あたりの料金の支払いはありません。料金は、以下の表にリージョンごとに記載されています。送料は 1 年の確約済みの前払い料金プランに含まれています。前払い期間終了後、Snowball デバイスを 1 年単位で更新するオプションがあります。1 年の確約済みの前払い期間中に Snowball デバイスの交換をご希望される場合、デバイスサイクリング料金が発生する場合があります。

料金の詳細

続く

データ転送

Amazon S3 へのデータ転送 (イン) は、0.00 USD/GB です (以下に説明する小容量ファイルを除く)。
Amazon S3 からのデータ転送はリージョンごとに料金がかかります。以下の表に記載されているリージョンごとのデータ転送 (アウト) 料金を参照してください。数百万の小さなファイル (1 MB 以下) を扱うワークロードでは、Amazon S3 の料金が高くなる可能性がありますのでご注意ください (S3 インポートジョブの S3 PUT コスト、または S3 エクスポートジョブの S3 GET コスト)。

これが当てはまる場合は、営業チームに連絡してニーズを検討してください。データストレージ料金は Snowball の料金には含まれていません。ストレージコストの詳細については、Amazon S3 料金表ページを参照してください。

配送

配送料は、発送場所と選択する発送オプションの標準配送料に基づいて計算されます (例えば、2 日間、翌日配達便)。お住まいの地域の配送業者と配送オプションの詳細については、AWS Snowball Edge の配送ドキュメントをご覧ください。 オンデマンド料金で注文された Snowball デバイスには、国内配送料が適用されます。

その他 AWS のサービス料金

Amazon S3 や AWS キー管理サービス (KMS) などの AWS サービスからの読み取りと書き込みには、標準のリクエスト、ストレージ、およびデータ転送料金が課金されます。Amazon S3 ストレージクラスを使用する際の考慮事項については、ドキュメントをご覧ください。S3 インポートジョブの場合、Snowball デバイスから S3 に転送されたデータは、S3 容量コスト、S3 PUT コストなど、S3 のスタンダード料金で請求されます。また、Amazon CloudWatch Logs、Amazon CloudWatch Metrics、および Amazon CloudWatch Events の標準料金も請求されます。

Snowball 上の Amazon S3 互換ストレージ

Snowball 上の Amazon S3 互換ストレージは、ローカルコンピューティングおよびストレージジョブ用の Snowball Edge Compute Optimized デバイスの、月額プランまたは 1 年間の確約前払い料金プランでのみ注文できます。AWS Snowball コンソールで Snowball に Amazon S3 互換ストレージを追加することを選択した場合、ジョブの注文時に選択した使用可能な S3 容量 (GB 単位) に基づいてストレージ料金が請求されます。1 GB あたりの月額料金は 0.01 USD、つまり 1 GB あたり年額 0.12 USD です。AWS Snowball デバイスの S3 オブジェクトとバケットに対する S3 API アクションは無料です。デバイスが AWS に返却されるまで、Snowball デバイスの使用料が月の初めにお客様の AWS アカウントに請求されます。AWS は最初の月の料金を日割りで計算します。

EKS Anywhere on Snowball

Amazon EKS Anywhere エンタープライズサブスクリプションは、EKS Anywhere on Snowball を有効にするための前提条件です。EKS Anywhere エンタープライズサブスクリプションの詳細については、こちらをクリックしてください

Snowball Edge Storage Optimized 210TB の料金

Region
On-Demand Job Fee for up to 100TB (includes 15 days)
On-Demand Job Fee for 101TB to 210TB (includes 15 days)
On-Demand Per Day Fee (beyond 15 days of use)
Monthly Fee
1 year Commitment Upfront Fee
米国東部 (バージニア北部)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
米国東部 (オハイオ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
米国西部 (オレゴン)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
米国西部 (北カリフォルニア)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
 
AWS GovCloud (US-Gov-East)
1,800 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
AWS GovCloud (US-Gov-West)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
カナダ (中部)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
南米 (サンパウロ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
欧州 (フランクフルト)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
97,268 USD
欧州 (ロンドン)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
欧州 (パリ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
欧州 (アイルランド)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
欧州 (ミラノ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
欧州 (ストックホルム)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
 
アフリカ (ケープタウン)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
 
アジアパシフィック (シンガポール)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (シドニー)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (東京)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (大阪)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (ジャカルタ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (ムンバイ)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
アジアパシフィック (ソウル)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD
 
 
 
 
 
中東 (UAE)
1,800 USD
3,200 USD
250 USD
9,885 USD
97,268 USD

* 注意: 1 年および 3 年の全期間に対する前払い料金では、1 日あたりの料金が割引になります。この料金の利用については、AWS 日本担当チームまでお問い合わせください。

Snowball Edge Compute Optimized と EC2 コンピューティングインスタンスの料金

Pricing Dimension
AWS Snowball Edge Compute Optimized – Monthly Pricing*
AWS Snowball Edge Compute Optimized – 1 Year Commit Upfront Pricing*
最大104 vCPU、416 GB RAM
5,038 USD/月
37,960 USD/年

*注: オンデマンド料金で注文した Snowball Edge Compute Optimized と EC2 を、月額または 1 年間の前払い契約料金プランに変更したい場合は、AWS セールスチームに連絡するか、AWS プレミアムサポートでケースを作成してください。

料金の例

ストレージ最適化された 210 TB デバイスを使用して 80 TB を欧州 (アイルランド) リージョンにインポート

1 台分のデバイスのサービス料金 (1,800 USD) と往復の配送料を支払います。15 日以内にデバイスにデータをロードして AWS に返送すれば、1 日あたりの料金を追加で支払う必要はありません。

80 TB を AWS にインポートする際の合計コストは、サービス料金 1,800 USD に配送料を加えたものです。データのインポートは無料であるためデータ転送料金はかかりません。また、デバイスの使用期間は 15 日以下であったため 1 日単位の料金もかかりません。

AWS 全体の請求書の一部として予想される追加のサービス料金には、以下のものがあります。Amazon S3 ストレージ料金、Amazon S3 PUT 料金、KMS 料金 (該当する場合)。詳細については、 Amazon S3 AWS キー管理サービス (KMS) の料金ページを参照してください。

ストレージ最適化デバイスを使用してアジア太平洋 (ソウル) 地域から125 TBをエクスポート

デバイスの到着日と返送日を含め、オンサイトで合計 20 日間 Snowball Edge Storage Optimized 210 TB デバイスを使用するとします。1 台分のデバイスのサービス料金 (3,200 USD) と往復の配送料を支払います。デバイスが到着した日とデバイスを返送した日はサービス料金の 15 日間の計算には含まれないため、1 日あたりの料金は、現場での合計日数 20 日から利用料金に含まれる 15 日を差し引き、お客様への発送 1 日と AWS への返送 1 日を差し引き、さらに 1 日あたり 250 USD で 3 日分、合計 750 USD (3 × 250 USD) を支払います。データをエクスポートするため、Amazon S3 からのデータ転送には料金がかかります (1 GB あたり 0.05 USD (125 TB 1,024 GB)) = 6,400 ドル)。

合計費用は、10,350 USD に送料を加えた金額 (サービス料金 3,200 USD + 1 日単位の料金 750 USD + 6,400 USD の Amazon S3 データ転送 (アウト) 料金 6,400 USD + 配送料) になります。

AWS 全体の請求書の一部として予想される追加のサービス料金には、以下のものがあります。Amazon S3 ストレージコスト、Amazon S3 GET コスト、データ転送 (アウト) コスト、KMS 料金 (該当する場合)。詳細については、Amazon S3 と AWS Key Management Service (KMS) の料金ページを参照してください。

ストレージ最適化された 210 TB デバイスを使用して、ヨーロッパ (アイルランド) 地域から 150 TB をインポート

1 台分のデバイスのサービス料金 (3,200 USD) と往復の配送料を支払います。15 日以内にデバイスにデータをロードして AWS に返送すれば、1 日あたりの料金を追加で支払う必要はありません。

150 TB を AWS にインポートする際の合計コストは、サービス料金 3,200 USD に配送料を加えたものです。データのインポートは無料であるためデータ転送料金はかかりません。また、デバイスの使用期間は 15 日以下であったため 1 日単位の料金もかかりません。

AWS 全体の請求書の一部として予想される追加のサービス料金には、以下のものがあります。Amazon S3 ストレージ料金、Amazon S3 PUT 料金、KMS 料金 (該当する場合)。詳細については、 Amazon S3 AWS キー管理サービス (KMS) の料金ページを参照してください。

Compute Optimized デバイスを使用してオンサイトで収集されたデータ(センサーなど)のキャプチャ、処理、分析が継続的に必要である

例えば、ドローンの映像を屋外で収集する 6 か月間のプロジェクトがあり、迅速な分析で映像を処理するために Compute Optimized デバイスの EC2 インスタンスを使用しているとします。 

Snowball Edge コンピューティング最適化デバイスを月額料金プラン (例:104 vCPU 構成) で月額料金 5,038 USD で注文し、2022 年 9 月 15 日に受け取ります。 2022 年 10 月 1 日には、2022 年 9 月の一部使用に対する日割り計算で 2,519 USD の請求が発生します。さらに、2022 年 10 月 1 日以降、毎月初めに、Snowball Edge Compute 最適化デバイスが AWS に返却されるまで、毎月 5,038 USD が請求されます。配送料やデバイスで EC2 コンピューティングを実行するための追加料金はありません。 

Snowball Edge コンピューティング最適化済み (最大 104 vCPU、416 GB RAM) 構成デバイスを長期使用 (1 年以上) 用に、1 年間契約前払い料金プランで注文しました

デプロイ後 6 か月が経過した時点で、利便性を考慮して Snowball デバイスの交換を選択し (最新バージョンを使いたいなど)、交換用 Snowball Edge Compute Optimized (104 vCPU, 416 GB RAM まで) デバイスを送るよう AWS に依頼したとします。

AWS はお客様のリクエストをサポートしますが、交換用デバイスの準備と発送のために、1 か月分の料金に相当するデバイスサイクル料金をお客様のアカウントに請求します。

その他の料金リソース

AWS 料金計算ツール

AWS の月額料金を簡単に計算できます。

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