投稿日: Jun 20, 2018

Amazon Kinesis Video Streams のプロデューサー SDK を、数分で AWS にビデオをストリームするために役立つ Gstreamer プラグイン、および Ubuntu、MacOS、Raspberry Pi デバイス向けの Docker イメージとして利用できるようになりました。

Amazon Kinesis Video Streams は、リアルタイムの機械学習 (ML)、ストレージ、およびバッチ指向型の処理と分析のために、接続されたデバイスから AWS にビデオをセキュアにストリームすることを容易にします。Kinesis Video Streams は、数百万ものデバイスからのストリーミングビデオデータをリアルタイムで取り込むために必要なすべてのインフラストラクチャを、自動的にプロビジョニングして、伸縮自在にスケールします。また、ストリーム内のビデオデータの耐久性に優れた保存、暗号化、およびインデックス化を行い、使い勝手のよい API を介したデータへのアクセスも可能にします。

Amazon Kinesis Video Streams は、デバイス上で構築、設定、およびインストールできる C++ および Java のプロデューサー SDK を提供します。このソフトウェアは、ビデオをリアルタイムでフレームごとに、セキュアかつ信頼性のある方法で AWS にストリームすることを容易にしてくれます。C++ の Kinesis Video プロデューサー SDK も、GStreamer プラグインとして使用できるようになりました。GStreamer は、幅広く使用されているオープンソースのフレームワークであり、さらなる処理、レンダリング、またはストレージのためのデバイス (カメラまたはその他ビデオソース) からのメディアデータフローの構築向けに標準的なマネージド環境を提供します。GStreamer 内ですでに使用できる既存のコーデックとフィルタリングテクノロジーを活用できるため、開発者はデバイス側アプリケーションの統合のシンプル化に Kinesis Video プロデューサー GStreamer プラグインを使用できます。

また、こちらで使用できるソースから個別の Kinesis Video プロデューサーと GStreamer のコンポーネントを構築して、Kinesis Video へのストリーミングのためにメディアパイプラインを完全にカスタマイズすることもできます。AWS ではさらに、コンポーネントを Ubuntu、MacOS、および Raspberry Pi デバイス用の Docker イメージとしてもパッケージ化しました。Docker pull を実行するだけで、ビデオのストリーミングを数分間で開始することができます。