投稿日: Jul 19, 2018

Amazon Redshift の DC1 リザーブドインスタンスの残りの期間について、DC1 を DC2 リザーブドインスタンスにアップグレードできるようになりました。これにより、DC1 と同じ料金でパフォーマンスが 2 倍になります。DC2 ノードは、低レイテンシーと高スループットを必要とする負荷の高いデータウェアハウスワークロード向けに設計されています。

2017 年 10 月、AWS は次世代の DC2 (Dense Compute) ノードを発表しました。DC2 ノードは、強力なインテル E5-2686 v4 (Broadwell) CPU、高速な DDR4 メモリ、および NVMe ベースの SSD (Solid State Disk) を備えています。Redshift は、DC2 ノードの優れた CPU、ネットワーク、およびディスクを活用するようにチューニングされており、DC1 の最大 2 倍のパフォーマンスを同価格で提供しています。また、DC2.8xlarge インスタンスでは、データのスライスあたり 2 倍のメモリを搭載しており、ストレージレイアウトが最適化されたことで、保存可能な容量が 30% 増加しています。

DC1 クラスターを DC2 に移行するには、サイズ変更または復元のオペレーションを使用します。DC1.large クラスターを使用している場合は、既存のスナップショットを使用して新しい DC2.large クラスターに復元できます。DC1.8xlarge クラスターを移行するには、サイズ変更のオペレーションを使用してデータを DC2 クラスターに移行できます。詳細については、「Amazon Redshift のクラスターおよびノード」を参照してください。

DC1 のリザーブドインスタンスを DC2 と交換する前に、サイズ変更または復元のオペレーションを実行して、実際の DC1 クラスターを DC2 に移行してください。その後、Amazon Redshift マネジメントコンソールの「リザーブドノード」ページにアクセスするか、「AcceptReservedNodeExchange」を呼び出すことで、DC1 のリザーブドインスタンスを DC2 のリザーブドインスタンスにアップグレードできます。「一部前払い」または「前払いなし」のタイプでは、DC2 リザーブドインスタンスの料金は、DC1 と同じ時間単位の料金で請求されます。「全前払い」のタイプには、追加の料金はかかりません。詳細については、「Upgrade a Reserved Node from DC1 to DC2」を参照してください。

DC2 リザーブドノードへの無料アップグレードは、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (カリフォルニア北部、オレゴン)、カナダ (中部)、南米 (サンパウロ)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (北京、ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、中国 (寧夏) で利用可能です。