投稿日: Jan 12, 2021

AWS Snowcone が、Snow デバイス上のインスタンスが外部ネットワークにダイレクトアクセスできるようにすることで、マルチキャストストリーム、ルーティング、負荷分散、その他のネットワークのユースケースをサポートするようになりました。インスタンスが中間の変換やフィルタリングを行わずにレイヤー 2 ネットワークにアクセスできるようになることで、Snow デバイスのネットワーク構成の柔軟性が高まり、ネットワークパフォーマンスを向上させ、以前は不可能だったユースケースが可能になります。 

今回のリリース以前は、利用可能な唯一のネットワーク構成として、内部 IP アドレスをネットワークアドレス変換 (NAT) によって、デバイスの物理ネットワークインターフェイスの 1 つに接続できた、外部 Elastic IP に変換する必要がありました。このため、NAT で機能しない、または複数の物理ネットワークインターフェイスを必要とするネットワーク構成は使用できませんでした。今回のリリースにより、インスタンスを Snow デバイスの任意の物理ネットワークインターフェイスに直接接続できるようになり、ネットワーク構成に関する柔軟性が高まります。

この機能を使用するには、ダイレクトネットワークインターフェイスを作成し、それを Snow デバイスの物理ネットワークフェイスの 1 つに関連付けてから、Snow デバイスで実行されているインスタンスの 1 つにアタッチします。それぞれのダイレクトネットワークインターフェイスには VLAN tタグを割り当てることができ、オプションで MAC アドレスをカスタマイズすることもできます。複数のダイレクトネットワークインターフェイスを、単一の物理ネットワークインターフェイスおよび単一のインスタンスに関連付けることができます。 

この機能は、2021 年 1 月 12 日以降に注文された AWS Snowcone で利用できます。この機能は、AWS Snowcone を使用できるすべての AWS リージョンで追加料金なしでご利用いただけます。詳細については、AWS Snowcone のドキュメントAWS Snowcone の製品ページをご覧ください。AWS Snow Family コンソールにログインして、始めましょう。