投稿日: Feb 24, 2021

Amazon Elasticsearch Service は、ストレージコストを削減しながら、高度に詳細なデータを要約し、分析のために大規模なデータセット全体で機能豊富な集計を保持することを可能にするインデックスロールアップを導入しています。

時系列データが時間の経過とともに大きいサイズに成長すると、集計が遅くなり、多額のストレージコストが発生する可能性があります。また、詳細なデータの有用性は時間とともに低下します。ロールアップを使用すると、より粒度の粗いタイムバケットに集約された関連フィールドのみを含む新しいインデックスを作成できます。ロールアップされたインデックスを使用すると、ユーザーは、より低いストレージコストで最長で数年分のデータを保存できます。ユーザーは、オンデマンドで、または定期的な実行を介して、データのロールアップを開始できます。ロールアップはインデックス管理とも統合されているため、ユーザーは、高度に詳細なデータの必要性が低下するのに伴って、データをホットノードから UltraWarm などのウォームストレージに自動的に移動できます。

ロールアップ機能は、Elasticsearch の Apache 2.0 ライセンスディストリビューションである Open Distro for Elasticsearch を使用しています。Open Distro for Elasticsearch とそのロールアッププラグインについての詳細は、プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。 ロールアップは、Elasticsearch 7.9 を実行しているすべてのドメインでご利用いただけます。詳細については、ドキュメントをご参照ください。 

Amazon Elasticsearch Service のロールアップは、現在、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、AWS GovCloud (米国東部、米国西部)、カナダ (中部)、南米 (サンパウロ)、欧州 (アイルランド、ロンドン、フランクフルト、パリ、ストックホルム、ミラノ)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京、ソウル、ムンバイ、香港)、中東 (バーレーン) 、中国 (Sinnet による運営の北京および NWCD による運営の寧夏)、アフリカ (ケープタウン) といった世界各地の 24 のリージョンでご利用いただけます。Amazon Elasticsearch Service の可用性の詳細については、AWS リージョン別のサービス表をご参照ください。