投稿日: Mar 4, 2021

AWS Systems Manager の機能である Change Manager では、運用上の変更に必要な複数の順次的なレベルの承認を定義できるようになりました。Change Manager では、AWS またはオンプレミスでのインフラストラクチャおよびアプリケーションの構成に対する運用上の変更のリクエスト、承認、実行、報告の方法を簡素化できます。これで、承認が求められる順序を指定することにより、変更の承認プロセスをさらに合理化できます。

運用上の変更を行う際、Change Manager を使用することで、事前定義された変更ワークフローを使用して、承認を自動化し、望まない結果を避けられます。各変更リクエストには、個々のユーザーまたはグループからの 1 つ以上の承認を必要とすることができます。これらの承認は同時にリクエストすることも、順次的なレベルに分割することもできます。複数レベルの承認を順次的に並べることにより、より高次の承認またはビジネス固有の承認がリクエストされる前に、初期検証またはピアレビューが完了することになるため、時間が節約され、無駄な動きを減らすことができます。例えば、コンピューティングキャパシティーを増加するためのリクエストが送信される場合、財務承認がリクエストされる前にスクリプトの技術レビューが完了するように、順次的な承認を使用してリクエストできます。Change Manager は AWS Single Sign-On と統合されているため、承認者を指定するときに既存の ID ソースを活用できます。

Change Manager は、Systems Manager が提供されているすべての AWS リージョン (AWS GovCloud (米国) リージョンおよび AWS 中国リージョンを除く) で利用可能です。

使用を開始するには、Systems Manager コンソールで、左側のナビゲーションペインから [Change Manager] を選択します。Change Manager の詳細については、AWS Systems Manager の製品ページおよびドキュメントをご覧ください。Change Manager では、使用した分のみ料金が発生します。また、30 日間の無料トライアルが含まれます。Change Manager の料金の詳細については、料金ページをご覧ください。