投稿日: Jun 16, 2021

Amazon Lex は、音声とテキストを使用して会話型インターフェースを任意のアプリケーションに組み込めるサービスです。Amazon Lex を使用すると、高度な自然言語による会話型ボット (「Chatbot」)、ビジュアルエージェント、IVR システムをすばやく簡単に構築できます。本日、Amazon Lex は複数値スロットを導入しました。スロットは、ボットがユーザーの要求を満たすために情報を収集するときに、ユーザーの応答を取得するために使用されます。時には、情報が複数の値のリストになることがあります。例えば、保険ボットと会話する場合、お客様が保険料の見積もりを要求することもあります。ボットが保険の種類を指定するように要求すると、お客様は複数の種類で応答し、「住宅、自動車、ボートの保険料の見積もりが必要です」と言うかもしれません。 複数値スロットにより、Amazon Lex は、特別なコーディングを必要とせずに、単一の応答でお客様の反応を取得できるようになりました。

以前は、デベロッパーは値のリスト (「住宅、自動車、ボート」など) を取得するために複数のスロットを定義し、それらを 1 つの入力に集約する必要がありました。現在は、複数値スロットを使用して、値のリストを単一の応答として直接取得することができます。追加の処理は不要で、ボットの設計が簡素化されます。

カスタムスロットタイプを参照するスロットについて、複数値の情報を Lex V2 コンソール または SDK を介して取得することができます。この機能は、Amazon Lex が動作するすべての AWS リージョンで、 米国英語で利用できます。詳細については、Amazon Lex ドキュメントのページを参照してください。