Amazon FSx for NetApp ONTAP で、バックアップの復元中にデータを読み取り可能に

投稿日: 2024年7月9日

NetApp の人気のある ONTAP ファイルシステム上に構築されたフルマネージド型の共有ストレージサービスである Amazon FSx for NetApp ONTAP では、バックアップからの復元中にボリュームからデータを読み取れるようになりました。「バックアップ復元中の読み取りアクセス」機能により、メディアストリーミングやコンプライアンス検証など、ビジネス継続性のためにバックアップ復元に依存する読み取り専用ワークロードの目標復旧時間を最大 17 倍向上させることができます。

FSx for ONTAP バックアップは、いつでも新しいボリュームに復元できます。これまでは、バックアップを復元する際、バックアップがボリュームに完全にダウンロードされてから、Amazon FSx はデータへの読み取り/書き込みアクセスを提供していました。復元プロセスには、バックアップのサイズにもよりますが、通常は数分から数時間かかりました。本日より、Amazon FSx では、復元を開始してから数分以内にデータへの読み取りアクセスが可能になり、バックアップを参照して重要なデータを取得できるため、誤ってデータを変更または削除した場合でも、より迅速に操作を再開できます。データが完全に復元されると、ボリュームは自動的に書き込み可能になります。復元中のボリュームからの読み取りを行うことで、1 次ボリュームが使用できなくなった場合にメディアストリーミングアプリケーションを復旧する時間を短縮できます。また、コンプライアンスチームは、復元が完了するのを待たずにデータにアクセスできるため、監査をより早く開始できます。

この機能は、FSx for ONTAP 第 2 世代ファイルシステムを利用できるすべての AWS リージョンにおいて、すべての新規および既存の FSx for ONTAP 第 2 世代ファイルシステムで使用できます。詳細については、FSx for ONTAP の製品ドキュメントを参照してください。