Amazon OpenSearch Service が OpenSearch バージョン 2.15 のサポートを開始

投稿日: 2024年9月10日

Amazon OpenSearch Service で OpenSearch バージョン 2.15 を実行できるようになりました。OpenSearch 2.15 では、検索パフォーマンスやクエリの最適化の分野でいくつかの改善が行われ、さらに柔軟かつ簡単に AI を活用したアプリケーションを構築するのに役立つ機能が追加されました。

今回のリリースには、クエリポイントから指定された最大距離または最小スコアのしきい値内にあるベクトル空間内のポイントを検索できる放射状検索が含まれており、異常検出や地理空間検索などのさまざまなアプリケーションの柔軟性が高まります。さらに、このリリースには、ニューラルスパース検索用の 2 フェーズプロセッサや、ハイブリッド検索用の条件付きスコアリングロジックと最適化されたデータ処理などのパフォーマンス最適化が含まれています。このようなパフォーマンスの向上により、大規模なデータセットで複雑なクエリをより効率的に実行できるようになりました。

OpenSearch はインデックスの再作成ワークフローをサポートするようになりました。これにより、既存のインデックスに対するベクトル検索とハイブリッド検索を有効にして、ソースインデックスからインデックスを再作成するために費やす時間とリソースを削減できます。さらに、有害なコンテンツ、不快なコンテンツ、または不適切なコンテンツ (毒性) をより正確に検出するためのガードレールとして機能するようにリモートモデルを設定できます。最後に、新しい ML 推論プロセッサにより、ユーザーは OpenSearch が提供する事前トレーニング済みモデルからの推論を使用してインジェストパイプラインを強化できます。

OpenSearch 2.15 へのアップグレードについての詳細は、ドキュメントをご覧ください。OpenSearch 2.15 が、Amazon OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できるようになりました。