Amazon EKS が Amazon Application Recovery Controller (ARC) のサポートを開始

投稿日: 2024年10月22日

Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) は、Amazon Application Recovery Controller (ARC) のゾーンシフトと自動ゾーンシフトをサポートするようになりました。ARC は、AWS リージョンとアベイラビリティーゾーン (AZ) 間でのアプリケーションのリカバリを管理および調整するのにも役立ちます。EKS が ARC ゾーンシフトと自動ゾーンシフトをサポートしているため、障害のあるアベイラビリティーゾーンからクラスター内のネットワークトラフィックを移行するプロセスを自動化することで、Kubernetes アプリケーションの可用性をより適切に維持できます。

単一障害点をなくすために、複数のアベイラビリティーゾーンにまたがる Amazon EKS で高可用性アプリケーションをデプロイするお客様が増えています。EKS でマルチ AZ アプリケーションを実行している場合、クラスター内の障害のあるアベイラビリティーゾーンからアプリケーショントラフィックをすばやく移行できるようになりました。ゾーンシフトを使用すると、シフトをトリガーしてクラスター内のネットワークトラフィックを正常な AZ にリダイレクトすることで、問題やインシデントを一時的に軽減できます。完全に自動化されたエクスペリエンスを実現するには、自動ゾーンシフトを使用してユーザーに代わってこのシフトを管理することを AWS に許可できます。自動ゾーンシフトを使用すると、アベイラビリティーゾーンを 1 つ減らした状態でクラスター環境が期待どおりに機能することをテストするように練習実行を構成できます。

開始するには、Amazon EKS コンソール、AWS CLI、CloudFormation、または eksctl を使用してゾーンシフトを有効にできます。有効にすると、ARC コンソール、AWS CLI、またはゾーンシフトと自動ゾーンシフト API を使用してゾーンシフトまたは自動ゾーンシフトを管理できます。EKS での ARC ゾーンシフトと自動ゾーンシフトのサポートは、AWS GovCloud (米国) リージョンを除く、すべての商用 AWS リージョンでご利用いただけます。使用を開始するには、ドキュメントをご覧ください。