Amazon OpenSearch Service で専用コーディネーターノードのサポートを開始

投稿日: 2024年10月29日

Amazon OpenSearch Service から、専用コーディネーターノードをプロビジョニングするオプションが提供されるようになりました。専用コーディネーターノードがあると、OpenSearch ダッシュボードのトラフィック調整とホスティングをデータノードで行わなくて済むため、リソースの利用状況が改善され、クラスターの全体的な効率が向上します。さらに、コーディネーターノードは、仮想プライベートクラウド (VPC) ドメイン用に予約する必要があるプライベート IP アドレスの数を減らすのにも役立ちます。

専用コーディネーターノードがない場合、データノードは、検索、データストレージ、インデックス作成といったデータノードの主な責務と並行して、調整の役割も果たします。また OpenSearch ダッシュボードのホスティングもデータノードで行われます。複数の役割を実行する場合、シナリオによっては、データノードでメモリと CPU リソースへの負荷が高まる可能性があります。専用コーディネーターノードをプロビジョニングすると、データノードがトラフィックの調整やダッシュボードのホスティングの負担から解放されるため、クラスターの全体的な回復力を向上させることができます。さらに、専用コーディネーターノードがある場合、OpenSearch VPC ドメインは、データノードではなく専用コーディネーターノードに Elastic Network Interface (ENI) をアタッチします。専用コーディネーターノードの数は通常、データノード全体の 10% ほどです。結果として、VPC ドメインに必要なプライベート IP アドレスの数は大幅に少なくなります。

すべての OpenSearch バージョンと、6.8 から 7.10 までの Elasticsearch (オープンソース) バージョンは、専用コーディネーターノードのプロビジョニングをサポートしています。これは、OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS 商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。リージョンの一覧はこちらを参照してください。

クラスター内の専用コーディネーターノードの設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。