Amazon MSK が Express ブローカーの一般提供を開始
本日、AWS は Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) 用の Express ブローカーの一般提供を発表しました。Express ブローカーは Amazon MSK Provisioned の新しいブローカータイプで、標準の Apache Kafka ブローカーと比較して、ブローカーあたりのスループットが最大 3 倍向上し、スケールアップが最大 20 倍速くなり、復旧時間が 90% 短縮されるように設計されています。Express ブローカーには、デフォルトで Kafka のベストプラクティスが事前設定されており、すべての Kafka API をサポートし、Amazon MSK のお客様が期待するのと同じ低レイテンシーのパフォーマンスを提供するため、既存のクライアントアプリケーションを変更することなく引き続き使用できます。
Express ブローカーを使用すると、お客様は Kafka クラスターの容量を数分でプロビジョニング、スケールアップ、スケールダウンできます。また、実質的に無制限の従量課金制ストレージでストレージ管理の負荷を軽減し、耐障害性の高いアプリケーションを構築できます。お客様はさらに、セキュリティ、接続、オブザーバビリティのオプションを含む Amazon MSK のすべての主要な機能と、Amazon MSK Connect、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、AWS Glue スキーマレジストリなどの一般的な統合を引き続き使用できます。Express ブローカーは現在 Kafka バージョン 3.6 で利用でき、Graviton3 ベースの M7g インスタンスで large、4xlarge、16xlarge の 3 種類のサイズが用意されています。各ブローカーには時間単位の料金が請求され、ストレージと取り込まれたデータは従量課金制で個別に請求されます。
Express ブローカーは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、および欧州 (ストックホルム) といった AWS リージョンで利用できます。
詳細については、Amazon MSK の概要ページ、料金ページ、および開発者ガイドをご覧ください。
Express ブローカーの詳細については、こちらの AWS ブログ記事をご覧ください。