Valkey GLIDE 1.2 で AZ 認識機能を含む Valkey 8.0 の新機能を追加

投稿日: 2024年11月27日

AWS は、オープンソースの Valkey General Language Independent Driver for Enterprise (GLIDE) クライアントライブラリにアベイラビリティーゾーン (AZ) のサポートを追加しました。Valkey GLIDE は信頼性が高く、高性能で可用性の高いクライアントで、10 年以上にわたる Amazon ElastiCache の操作のベストプラクティスがあらかじめ設定されています。Valkey GLIDE は、Valkey のバージョン 7.2 と 8.0 に加えて、Redis OSS のバージョン 6.2、7.0、7.2 とも互換性があります。今回の更新により、Valkey GLIDE は同一のアベイラビリティーゾーン内の Valkey ノードに対してリクエストを送信するようになるので、ゾーン間のトラフィックが最小限に抑えられ、応答時間が短縮されます。Valkey GLIDE で現在サポートされている言語は Java、Python、Node.js で、さらに多くの言語が開発中です。

今回の更新により、Valkey GLIDE 1.2 は Amazon ElastiCache と Amazon MemoryDB の JavaScript Object Notation (JSON) のデータ型もサポートするようになったので、クラスター内で JSON データを保存したりアクセスしたりできるようになりました。さらに MemoryDB のベクトル類似度検索をサポートしているので、1 桁ミリ秒の速度で AI アプリケーションのベクトルの保存、索引付け、検索を行えます。

Valkey GLIDE はオープンソースで、Apache 2.0 ライセンスを使用しており、Amazon ElastiCacheAmazon MemoryDB などのあらゆる Valkey や Redis OSS のデータストアで動作します。詳細については、こちらのブログ投稿をご覧ください。また、Valkey GLIDE GitHub リポジトリに投稿を送信してください。