Amazon Bedrock ナレッジベースが構造化データ取得のサポートを開始
Amazon Bedrock ナレッジベースでは、データソースから構造化データを取得するための自然言語クエリがサポートされるようになりました。今回のリリースにより、お客様は Bedrock ナレッジベースを使用することで、さまざまな構造化および非構造化データソースのコンテキスト情報にアクセスし、それを組み込むことができるカスタム生成 AI アプリケーションを構築するための、エンドツーエンドのマネージド型ワークフローを利用できるようになります。Bedrock ナレッジベースは、高度な自然言語処理を使用して自然言語クエリを SQL クエリに変換できるため、ユーザーはデータを移動したり前処理したりすることなく、ソースからデータを直接取得できます。
開発者は、構造化データを生成 AI アプリケーションに統合する際に課題に直面することがよくあります。これには、自然言語クエリを複雑なデータベーススキーマに基づいて SQL クエリに変換する大規模言語モデル (LLM) のトレーニングや、適切なデータガバナンスとセキュリティ制御の確実な実行が難しいことが含まれます。Bedrock ナレッジベースでは、SQL (NL2SQL) モジュールにマネージド型自然言語が提供されることで、これらの障壁が排除されます。小売業のアナリストが「先月売れた商品上位 5 つは何ですか」とたずねるだけで、そのクエリは Bedrock ナレッジベースで SQL に自動的に変換されます。データベースに対してクエリが実行されて結果が返されるか、要約された説明的な応答が提供されます。正確な SQL クエリを生成するために、Bedrock ナレッジベースでは、データベーススキーマ、過去のクエリ履歴、データソースに関して提供されるその他のコンテキスト情報が活用されます。
Bedrock ナレッジベースでは、Amazon Redshift と Amazon Sagemaker Lakehouse からの構造化データ取得が現時点でサポートされており、Bedrock ナレッジベースがサポートされているすべての商用リージョンでご利用いただけます。詳細については、こちらとこちらをご覧ください。料金の詳細については、こちらを参照してください。