Amazon EKS がアップグレードインサイトチェックのカタログを拡大

投稿日: 2024年12月20日

本日、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) はアップグレードインサイトの新しい機能拡張を発表しました。アップグレードインサイトは、クラスターを新しい Kubernetes バージョンに正常にアップグレードできるかどうかに影響を与える可能性がある構成上の問題を明らかにする機能です。この新しい機能強化により、EKS のアップグレードインサイトはクラスターの正常性、および kubelet、kube-proxy、EKS アドオンなどの Kubernetes と EKS のさまざまなコンポーネント間のバージョンの互換性の問題をスキャンし、警告を表示するようになります。

Kubernetes は速いペースで進化を続けるオープンソースプロジェクトであり、年間 3 回リリースされます。そのため、Kubernetes クラスターの運用においてアップグレードは日常的に行われます。EKS のアップグレードに関するインサイトでは、クラスターを自動的にスキャンし、Kubernetes バージョンのアップグレードに影響する可能性がある問題のリストと照合します。EKS は、Kubernetes プロジェクトの変更点、および新しいバージョンで EKS サービスに導入される変更点の評価に基づき、実行するインサイトチェックのリストを定期的に更新します。EKS のアップグレードに関するインサイトにより、問題が明確になり、推奨される修正事項が提供されるため、新しい Kubernetes バージョンへのアップグレードのテストと検証のプロセスを加速できます。

EKS のアップグレードに関するインサイトは、AWS GovCloud (米国) リージョン、中国 (Sinnet が運営する北京) リージョン、中国 (NWCD が運営する寧夏) リージョンを除く、すべての AWS リージョンのすべての EKS クラスターでご利用いただけます。詳細については、EKS のドキュメントをご覧ください。