Amazon MemoryDB Multi-Region の一般提供を発表

投稿日: 2024年12月1日

本日、AWS は Amazon MemoryDB Multi-Region の一般提供を発表しました。これはフルマネージド型の Active-Active マルチリージョンデータベースであり、これにより、最大 99.999% の可用性と、マイクロ秒単位の読み取りレイテンシーおよび 1 桁ミリ秒単位の書き込みレイテンシーを備えたマルチリージョンアプリケーションを構築できます。MemoryDB はフルマネージド型の Valkey および Redis OSS 互換データベースサービスであり、マルチ AZ の耐久性、マイクロ秒単位の読み取りレイテンシー、1 桁ミリ秒単位の書き込みレイテンシー、高スループットを実現します。Valkey は、Linux Foundation が管理するオープンソースの高性能 Key-Value データストアであり、Redis OSS のドロップインリプレースメントです。  

MemoryDB Multi-Region を使用すると、可用性の高いマルチリージョンアプリケーションを構築でき、回復性を高めることができます。Active-Active レプリケーションが可能なため、顧客に最も近いリージョンからローカルに読み取りと書き込みを処理して、マイクロ秒単位の読み取りレイテンシーと 1 桁ミリ秒単位の書き込みレイテンシーを実現できます。MemoryDB Multi-Region は、リージョン間でデータを非同期的に複製し、通常は 1 秒以内にデータを伝播します。更新の競合の解決やデータの相違の問題の修正は自動的に行われるため、アプリケーションの構築に集中できます。       

AWS マネジメントコンソールから、または最新の AWS SDK か AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) を使用して、MemoryDB Multi-Region を使い始めることができます。まず、データをレプリケートする AWS リージョンのセットを特定する必要があります。次に、新しいマルチリージョンクラスターとリージョン別のクラスターを作成するための AWS リージョンを選択します。最初のリージョン別のクラスターを作成したら、マルチリージョンクラスターに最大 4 つのリージョンをさらに追加できます。  

MemoryDB Multi-Region は Valkey に対して、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。詳細については、MemoryDB 機能のページ入門ブログ、およびドキュメントをご覧ください。料金については、MemoryDB の料金表ページを参照してください。