AWS Transfer Family が AS2 ファイルの保存先にカスタムディレクトリの場所をサポート
AWS Transfer Family が Applicability Statement 2 (AS2) ファイル用のディレクトリをカスタマイズできるようになりました。これには、インバウンド AS2 メッセージ、メッセージ処理通知 (MDN)、その他のメタデータファイルが含まれます。これにより、AS2 メッセージを MDN ファイルや、サービスによって生成されたステータスファイルから分離し、取引相手から受信したメッセージのダウンストリーム処理を自動化できます。
AS2 は、ヘルスケア、小売り、サプライチェーン、ロジスティクスなど、さまざまな業界で電子データ交換 (EDI) ドキュメントを転送するために使用されている企業間メッセージングプロトコルです。インバウンド AS2 メッセージ、関連する MDN ファイル、およびサービスによって生成された JSON ステータスファイルを保存するディレクトリの場所を別々に指定できるようになりました。このオプションを使用すると、これらのファイルタイプを保存するためにサービスでデフォルトに設定されているディレクトリ構造を上書きして、AS2 メッセージのダウンストリーム処理を他の AWS サービスで簡単に自動化できます。例えば、AWS B2B Data Interchange 用の入力ディレクトリにインバウンド AS2 メッセージを直接保存すると、X12 EDI コンテンツから JSON や XML などの一般的なデータ表現への自動変換が簡単になります。
AS2 ファイル用のカスタムディレクトリの場所のサポートは、AWS Transfer Family が提供されているすべての AWS リージョンで利用できます。AWS Transfer Family の AS2 サービスの詳細については、ドキュメントや、セルフペースワークショップで確認できます。