CloudWatch Application Signals が .NET アプリケーションのランタイムメトリクスのサポートを開始
本日、AWS は、CloudWatch の OpenTelemetry (OTel) 互換アプリケーションパフォーマンスモニタリング (APM) 機能である Amazon CloudWatch Application Signals において .NET アプリケーションのランタイムメトリクスの一般提供を発表しました。これにより、ソースコードを変更することなく、.NET アプリケーションからガベージコレクションやヒープ使用量などのランタイムメトリクスを収集し、EKS、EC2、ECS、オンプレミスサーバーで実行されているアプリケーションのアプリケーションメトリクス、トレース、ログと関連付けることができます。
ランタイムメトリクスにより、メモリや CPU 使用率など、アプリケーションのリソース消費量をリアルタイムで監視できます。今回の提供により、.NET アプリケーションにおいて、デベロッパーと SRE は、ランタイムメトリクスの異常がエラー、レイテンシー、スループットなどの主なアプリケーションメトリクスに影響するかどうかを判断できるようになりました。例えば、これらのメトリクスのグラフを並べて表示することで、サービスレイテンシーの急増がガベージコレクションの一時停止の増加によるものかどうかを判断できます。さらに、アプリケーションの速度低下につながり、エンドユーザーエクスペリエンスに影響を与える可能性のある、スレッドの競合の特定、メモリ割り当てパターンの追跡、メモリや CPU のスパイクの特定などが可能になります。
ランタイムメトリクスは、Application Signals が利用可能なすべてのリージョンにおいて、Java、Python、そして新たに .NET のアプリケーションでご利用いただけます。
Application Signals によって収集される標準メトリクスとランタイムメトリクスの詳細については、ドキュメントをご覧ください。なお、Application Signals の新しいコスト効率の高い料金設定にオプトインする必要があることにご注意ください。詳細については、Amazon CloudWatch 料金表ページの「Application Signals (including complete visibility into application transaction spans)」セクションをご覧ください。