Amazon OpenSearch Service を利用することで、最大でペタバイト級のテキストデータや非構造化データを検索、分析、可視化、保護できます。使用した分だけお支払いいただきます。最低料金や使用量の条件はありません。ユーザーは、インスタンスを使用できる時間数であるインスタンス時間、必要なストレージの量、OpenSearch Service との間で転送されるデータという 3 つのディメンションに基づいて課金されます。ストレージの料金は、選択したストレージの階層とインスタンスタイプによって異なります。

無料利用枠

AWS 無料利用枠を使用すれば、無料で OpenSearch Service の使用を開始できます。AWS 無料利用枠のお客様は、OpenSearch Service により、テストワークロードに一般的に使用されるエントリーレベルのインスタンスである t2.small.search または t3.small.search インスタンスを月 750 時間まで無料で利用できるほか、オプションで Amazon Elastic Block Store (EBS) ストレージを月 10 GB 利用することができます。無料利用枠の制限を超過した場合、使用した追加のリソースに対して OpenSearch Service の料金が発生します。詳細は、提供規約をご覧ください。

オンデマンドインスタンスの料金

地域

別途記載がない限り、表示される料金には付加価値税、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS をご利用になった場合には、料金と併せて別途消費税をご請求させていただきます。詳細

リザーブドインスタンスの料金

Amazon OpenSearch Service のリザーブドインスタンスでは、1 年間あるいは 3 年間の期間インスタンスを予約することができ、オンデマンドインスタンスに比べ、使用にかかるコストの大幅な節約を実現できます。機能的に、オンデマンドとリザーブドインスタンスは全く同じものです。しかしながら、料金の面では、リザーブドインスタンスは大幅なコスト削減を提供できます。

リザーブドインスタンスでは、3 つのお支払いオプションを用意しています。

  • 前払いなしのリザーブドインスタンス (NURI) – NURI はオンデマンドインスタンス料金よりも大幅に低く設定されています。前払いの必要はなく、1 年または 3 年間のリザーブドインスタンス期間中のリザーブドインスタンス料金の支払い契約をしていただきます。1 年間の NURI では 31% の割引、3 年間の NURI では 48% の割引が提供されます。T3.medium を利用する場合、1 年間の NURI では 18% の割引、3 年間の NURI では 28% の割引が提供されます。
  • 一部前払いリザーブドインスタンス (PURI) – PURIは NURI よりもさらに料金が低く設定されています。このオプションでは、すべての料金の一部を前払いいただき、残りを期間中に、時間単位でお支払いただきます。1 年間の PURI では 33% の割引、3 年間の PURI では 50% の割引が提供されます。T3.medium を利用する場合、1 年間の PURI では 20% の割引、3 年間の PURI では 30% の割引が提供されます。
  • 全額前払いリザーブドインスタンス (AURI) – AURI はすべてのリザーブドインスタンスの中で最も低く料金を設定しています。全予約に対して一回の前払い料金をお支払いいただき、時間単位での課金はありません。1 年間の AURI では 35% の割引、3 年間の AURI では 52% の割引が提供されます。T3.medium を利用する場合、1 年間の AURI では 22% の割引、3 年間の AURI では 32% の割引が提供されます。
  • リザーブドインスタンスの料金はリージョンによって設定されており、選択されたオプションと期間をもとにお支払いただきます。リザーブドインスタンスご購入の際、現在実際には Amazon OpenSearch Service を実行していなくても、関連する前払い料金と時間料金 (ともに該当する場合) が課金されます。リザーブドインスタンスを購入するには、コンソールの [リザーブドインスタンス] タブを参照してください。

 

* これはリザーブドインスタンス期間全体の月別お支払額の平均です。毎月の実際のお支払額は、その月の実際の時間数に時間使用料金を掛けて計算した金額、またはその月の実際の秒数に、3600 で除算した時間使用料金を掛けて計算した金額に相当します。これは、実行する RDS for SQL インスタンスタイプに応じて決まります。時間単位のご利用単価は、リザーブドインスタンス期間全体の月別お支払額の合計をリザーブドインスタンス期間全体の総時間数 (1 年は 365 日とする) で除算したものに相当します。

** 実効時間単価は、オンデマンドの料金と比較したリザーブドインスタンスのコスト削減額の計算に役立てていただくためのものです。リザーブドインスタンスを購入すると、選択したリザーブドインスタンス期間が終了するまでの間、インスタンスを実行するかどうかにかかわらず 1 時間ごとに料金請求が発生します。実効時間単価は、時間あたりの償却されたインスタンスコストを示します。これにより、前払いを含む全期間にわたるリザーブドインスタンスの合計コストが計算され、リザーブドインスタンス期間の 1 時間ごとに分散されます。

Amazon OpenSearch Serverless

Amazon OpenSearch Serverlessでは、ワークロードによって消費されたリソースに対してのみ支払いが発生します。OpenSearch サーバーレスは、コンピューティングとストレージが別々に課金されます。計算能力は OpenSearch Compute Units (OCU) で測定されます。OCU の数は、データのインデックス作成やクエリーの実行に必要なCPU、メモリ、Amazon EBS ストレージ、I/O リソースに直接対応しています。1つの OCU は、6GB の RAM、対応する vCPU、GP3 ストレージ (アクセス頻度の高いデータへの高速アクセスに使用)、Amazon Simple Storage Service (S3) へのデータ転送で構成されています。OCU-hours のコンピューティングの項目が1つあり、データのインデックス作成用と検索用の2つのラベルが表示されています。OCU は、秒単位のコレクションで時間単位で課金されます。Amazon S3 に保存されたデータは、1 ヶ月あたりギガバイト単位で課金されます。アカウント内の最初のコレクションには、最低 4 つの OCU(2x インデックスにはプライマリとスタンバイ、2x サーチには HA 用のレプリカ 1 つを含む)が課金されます。同じ暗号化キーを使用する後続のコレクションは、それらの OCU を共有することができます。お客様のコレクションをサポートするために必要なコンピューティングインスタンスとデータに基づいて、追加の OCU が追加されます。アカウントごとに OCU の最大数を設定し、コストをコントロールすることができます。

地域

Amazon OpenSearch Ingestion

Amazon OpenSearch Ingestion では、ワークロードによって消費されたリソースに対してのみ支払いが発生します。OpenSearch Ingestion では、OpenSearch Ingestion パイプラインでのデータの取り込み、変換、ルーティングに必要なコンピューティングに対してのみ課金されます。計算能力は OpenSearch Compute Units (OCU) で測定されます。OCU の数は、データの取り込みやデータの変換に必要な CPU とメモリに直接対応します。1 つの OCU は 8 GB の RAM と 2 つの vCPU で構成されています。データインジェストのラベルが付いた OCU 時間のコンピューティングのエントリが 1 つ表示されます。OCU は、1 分単位の細度で 1 時間単位で請求されます。パイプラインごとに OCU の最小数と最大数を設定してコストを抑えることができます。さらに、OpenSearch Ingeston を使用すると、使用していないときはパイプラインを完全に一時停止でき、パイプラインが一時停止しても OCU は消費されません。

地域

Amazon OpenSearch Service ダイレクトクエリ

Amazon OpenSearch Service では、ワークロードによって消費されたリソースに対してのみ支払いが発生します。OpenSearch Service ダイレクトクエリは、外部データのクエリと OpenSearch サービスのオプションのインデックスの管理に必要なコンピューティングにのみ料金を請求します。計算能力は OpenSearch Compute Units (OCU) で測定されます。OCU の数は、データに基づいてインデックスをクエリまたは維持するために必要な vCPU とメモリに直接対応します。1 つの OCU は 2vCPU と 8 ギガバイトの RAM で構成されています。データインジェストのラベルが付いた OCU 時間のコンピューティングのエントリが 1 つ表示されます。OCU は、1 分単位の細度で 1 時間単位で請求されます。コストを制限するために、請求期間内に使用できる最大 OCU 時間数を設定できます。アクティブなクエリやインデックス作成アクティビティがない場合、OCU は消費されません。

追加料金

Amazon S3 や AWS Glue データカタログなど、OpenSearch サービスで使用する AWS サービスについては別途請求されます。

  • ワークロードがデータの読み取り、保存、転送を行う際に、S3 から課金されます。詳細については、Amazon S3 の料金をご覧ください。
  • OpenSearch Service はグルーデータカタログを使用してテーブルを管理します。グルーデータカタログには標準の料金がかかります。詳細については、AWS Glue 料金ページをご覧ください。
地域

Amazon EBS ボリュームの料金 (EBS ボリュームを選択した場合に適用)

Amazon EBS ボリュームには、Amazon OpenSearch Service ではボリュームタイプを選択できます。プロビジョンド IOPS (SSD) ストレージを選択した場合、ストレージと合わせてプロビジョニングしたスループットに対しても料金が発生します。ただし、使用する I/O に対しては課金されません。

地域

UltraWarm およびコールドストレージの料金

UltraWarm は、Amazon OpenSearch Service 層であり、常にインタラクティブな分析体験を維持しながら、大量のデータを経済的に保持できます。 詳細はこちら »

コールドストレージとは、Amazon OpenSearch Service の最低コストのストレージ層であり、アクセス頻度の低いデータをデタッチして Amazon S3 で保存することで、必要な場合にのみコンピューティング料金を支払うことができます。 詳細はこちら »

地域
地域

注意: マネージドストレージの料金は、UltraWarm データとコールドストレージデータの両方に適用されます。

通常の AWS データ転送料金

Amazon OpenSearch Service に転送および送出されたデータに対して通常の AWS データ転送料金をお支払いいただきます。Amazon OpenSearch Service ドメイン内のノード間のデータ転送に対しては課金されません。

無料の自動スナップショットストレージ

Amazon OpenSearch Service は、自動および手動のクラスタースナップショットを通じてデータの耐久性を向上させます。このサービスでは各 Amazon OpenSearch Service ドメインに対して、自動スナップショットを保存するためのストレージ領域が無料で提供され、これらのスナップショットが 14 日間保存されます。手動スナップショットは Amazon S3 に保存され、通常の Amazon S3 使用料が発生します。スナップショットを使用するためのデータ転送は無料です。

料金の例

料金の例 1

Amazon OpenSearch Service を初めて使用し、米国東部 (バージニア北部) リージョンでドメインを作成しているとします。3 つの t3.small.search インスタンスと各インスタンスで 15 GB のストレージを使用してサービスをテストしています。優先ストレージオプションとして Amazon EBS 汎用 SSD (gp2) ボリュームを使用しています。Amazon OpenSearch Service では、10 GB の EBS ストレージを含む、t2.small.search または t3.small.search インスタンスを月に最大 750 時間無料で使用できます。1 か月の使用量を考慮すると、ドメイン上の 3 つのインスタンスはそれぞれ 730 時間実行され、合計で 2,190 時間使用されます。750 時間の無料使用を差し引くと、1,440 インスタンス時間の料金が請求されます。これは、1 か月で 51.84 USD になります (下の表の計算を参照)。同様に、EBS では、3 つのインスタンスをまとめると 45 GB の EBS ストレージがあります。10 GB の無料ストレージを差し引くと、35 GB に対して課金されます。これは、1 か月で 4.725 USD になります。1 か月の総コストは 56.67 USD です。

無料利用枠が引き続き適用される場合に発生する可能性のある月額費用 (USD) の内訳については、以下をご覧ください。 

コストタイプ 料金  使用状況 無料利用枠 請求された使用量 1 か月あたりのコスト
インスタンスの使用状況 t3.small.search = 1 時間あたり 0.036 USD 3 インスタンス * 月に 730 時間 = 2,190 時間 750 時間 2,190 時間 – 750 時間 =.1,440 時間 1,440 × 0.036 USD = 51.84 USD
ストレージコスト EBS 汎用 SSD (gp2) = 1 GB あたり月額 0.135 USD 15 GB * 3 インスタンス = 1 か月あたり 45 GB 10 GB 45 GB – 10 GB = 35 GB 35 * 0.135 USD = 4.725 USD
合計コスト 56.57 USD

料金の例 2

次の設定で、米国東部 (バージニア北部) リージョンに 3 つのアベイラビリティーゾーンを持つ新しいプロダクショングレードドメインを作成するとします。それぞれ 500 GB の EBS ストレージ (汎用 SSD) を備えたタイプ r6g.xlarge.search の 3 つのデータノード、タイプ c6g.large.search の 3 つのクラスターマネージャーノード、およびタイプ ultrawarm1.medium.search の 2 つの UltraWarm ノード (それぞれ 1.5 TB のストレージ) という設定です。1 か月で、ドメイン上の 8 つのインスタンス (3 つのデータノード、3 つのクラスターマネージャーノード、および 2 つの UltraWarm ノード) がそれぞれ 730 時間実行され、合計で 5,840 インスタンス時間になります。これらの個々のインスタンスタイプの料金に基づくと、インスタンス時間の合計コストは 1,328.60 USD です。その月の合計ストレージコストには、3 つのデータノードの EBS ストレージコストと UltraWarm ノードのストレージコストが含まれます。3 つのインスタンスのそれぞれに 500 GB の EBS ストレージがあり、1 GB あたり月額 0.135 USD で 1,500 GB に対して料金が発生します。これは、1 か月あたり 202.50 USD の EBS ストレージコストに相当します。2 つの UltraWarm ノードのストレージには、3 TB (インスタンスあたり 1.5 TB) に対して料金が発生し、73.728 USD (1 GB あたり月額 0.024 USD) に相当します。 

発生する可能性のある月額費用 (USD) の内訳については、以下をご覧ください。

コストタイプ 料金  使用状況 1 か月あたりのコスト
インスタンスの使用状況 r6g.xlarge.search = 1 時間あたり 0.335 USD 3 インスタンス (データノード) * 月に 730 時間 = 2,190 時間 2,190 時間 × 0.335 USD = 733.65 USD
c6g.large.search = 1 時間あたり 0.113 USD 3 インスタンス (クラスターマネージャーノード) × 月に 730 時間 = 2,190 時間 2,190 時間 × 0.113 USD = 247.47 USD
ultrawarm1.medium.search = 1 時間あたり 0.238 USD 2 インスタンス × 730 時間 = 1,460 時間 1,460 時間 × 0.238 USD = 347.48 USD
ストレージコスト EBS 汎用 SSD (gp2) = 1 GB あたり月額 0.135 USD ノードあたり 500 GB × 3 インスタンス (データノード) = 1 か月あたり 1,500 GB 1,500 GB × 0.135 USD = 202.5 USD
UltraWarm マネージドストレージコスト = 1 GB あたり月額 0.024 USD 1.5 TB * 2 インスタンス = 1 か月あたり 3 TB 3072 GB * 0.024 USD = 73.728 USD
合計コスト 1,604.83 USD

OpenSearch には、Elasticsearch B.V. の Apache ライセンスによる Elasticsearch コードの一部と、その他のソースコードが含まれています。Elasticsearch B.V. はその他のソースコードのソースではありません。ELASTICSEARCH は、Elasticsearch B.V. の登録商標です。

料金の例 3

Amazon OpenSearch Service では、Multi-AZ with Standby には料金が発生しません。

シナリオ 1: お客様のドメインには、3 つのクラスターマネージャーノード、6 つのデータノード、3 つのデータコピーがあり、適切に構成されています。ドメインを Multi-AZ with Standby に移行しても影響はありません。移行前後でコストは同じです。

項目 設定 カウント レート 合計
クラスターマネージャーノード m5.large.search 3

0.14 USD

306.72 USD
データノード m5.large.search 6

0.14 USD

613.44 USD
EBS ストレージ GP2 512 GB

0.14 USD

414.72 USD

合計
    1,334.880

シナリオ 2: お客様は、サイズが小さい (CPU または RAM の使用率が 60% を超える) クラスターマネージャーのドメインを所有しています。お客様は、Multi-AZ with Standby を有効にする前に、クラスターマネージャーノードのインスタンスタイプを更新する必要があります。この場合、10~20 個のデータノードでは、c5.xlarge.search 以上のインスタンスタイプを使用する必要があります。クラスターマネージャーのノードサイズの変更により、Multi-AZ with Standby ではこれらのベストプラクティスが適用されるため、お客様のコストがいくらか増加することになります。

表 2A: サイズが小さいクラスターマネージャーを持つプレ Multi-AZ with Standby クラスター
項目 設定 カウント レート 合計
クラスターマネージャーノード

m5.large.search

3

0.14 USD

306.72 USD
データノード r5.large.search 18

0.37 USD

4,821.12 USD

EBS ストレージ GP2 1500 GB

0.14 USD

3,645 USD

合計
    8,772.840 USD
表 2B: クラスタマネージャを正しく選択したポスト Multi-AZ with Standby クラスター
項目 設定 カウント レート 合計
クラスターマネージャーノード

c5.xlarge.search

3

0.25 USD

542.16 USD
データノード r5.xlarge.search 18

0.37 USD

4,821.12 USD

EBS ストレージ GP2 1500 GB

0.14 USD

3,645 USD

合計
    9,008.280 USD

シナリオ 3: お客様のドメインで古いベストプラクティスとガイドラインに従っているため、データのコピーが 2 つ (プライマリが 1 つ、レプリカが 1 つ) あり、ストレージ使用率が 70% を超えています。Multi-AZ with Standby を有効にするには、少なくとも 3 つ、または 3 の倍数の数のデータのコピーが必要です。データの追加コピーを収容するには、20% の空きディスク容量を確保しながら、40% のストレージを追加する必要があります。つまり、9 つのデータノードが追加されます。

表 3A: プレ Multi-AZ with Standby のお客様のクラスターでは、空きディスク容量が 20% 未満で、データのコピーが 2 つあった
項目 設定 カウント レート 合計
クラスターマネージャーノード

m5.large.search

3

0.14 USD

306.72 USD
データノード r5.xlarge.search 18

0.37 USD

4,821.12 USD

EBS ストレージ GP2 1500 GB

0.14 USD

3,645 USD

合計
    8,772.840 USD
表 3B: ポスト Multi-AZ with Standby のお客様は、データの 3 番目のコピーを収容するために 9 つのデータノードを追加する
項目 設定 カウント レート 合計
クラスターマネージャーノード

c5.xlarge.search

3

0.25 USD

542.16 USD
データノード r5.xlarge.search 27*

0.37 USD

7,231.68

EBS ストレージ GP2 1500 GB

0.14 USD

5,467.50 USD

合計
    13,241.340 USD

*お客様が全ストレージの 50~60% しか使用していない場合、3 番目のコピー用にストレージを追加する必要はないため、追加コストは発生しない可能性があります。

上記の例から、ベストプラクティスに従っているお客様は、ドメインで Multi-AZ with Standby を有効にしても追加費用は発生しません。

料金の例 4

次の設定で、米国東部 (バージニア北部) リージョンに 3 つのアベイラビリティーゾーンを持つ新しいプロダクショングレードドメインを作成するとします。それぞれ 500 GB の EBS ストレージ (汎用 SSD) を備えたタイプ r6g.xlarge.search の 3 つのデータノード、タイプ c6g.large.search の 3 つのクラスターマネージャーノード、およびタイプ ultrawarm1.medium.search の 2 つの UltraWarm ノード (それぞれ 1.5 TB のストレージ) という設定です。1 か月で、ドメイン上の 9 つのインスタンス (3 つのデータノード、3 つのクラスターマネージャーノード、および 3 つの UltraWarm ノード) がそれぞれ 720 時間実行され、合計で 5,780 インスタンス時間になります。これらの個々のインスタンスタイプの料金に基づくと、インスタンス時間の合計コストは 1,661.04 USD です。その月の合計ストレージコストには、3 つのデータノードの EBS ストレージコストと UltraWarm ノードのストレージコスト 292.728 USD が含まれます。3 つのインスタンスのそれぞれに 500 GB の EBS ストレージがあり、1 GB あたり月額 0.122 USD で 1,500 GB に対して料金が発生します。これは、1 か月あたり 183.0 USD の EBS ストレージコストに相当します。リモートストアでは、データが Amazon S3 に同期して書き込まれるため、1 か月あたり 0.024 USD、つまり 36.0 USD で 1,500 GB の料金が請求されます。3 つの Ultrawarm ノードのストレージについては、3 TB (インスタンスあたり 1.5 TB)、つまり 73.728 ドル (1 か月あたり 0.024 USD) が請求されます。 

発生する可能性のある月額費用 (USD) の内訳については、以下をご覧ください。

料金タイプ 料金 使用状況 1 か月あたりのコスト

インスタンスの使用状況

 

or1.xlarge.search = 1 時間あたり 0.418 USD 3 インスタンス (データノード) * 月に 720 時間 = 2,160 時間 2,160 時間 × 0.418 USD = 902.88 USD
c6g.large.search = 1 時間あたり 0.113 USD 3 インスタンス (クラスターマネージャーノード) × 月に 720 時間 = 2,190 時間 2,160 時間 × 0.113 USD = 244.08 USD
ultrawarm1.medium.search = 1 時間あたり 0.238 USD

3 インスタンス × 720 時間 = 2,160 時間

2,160 時間 × 0.238 USD = 514.08 USD
ストレージコスト EBS 汎用 SSD (gp2) = 1 GB あたり月額 0.135 USD

ノードあたり 500 GB × 3 インスタンス (データノード) = 1 か月あたり 1,500 GB

1,500 GB × 0.122 USD = 183.00 USD
UltraWarm マネージドストレージコスト = 1 GB あたり月額 0.024 USD ノードあたり 500 GB × 3 インスタンス (データノード) = 1 か月あたり 1,500 GB 1,500 GB * 0.024 USD = 36.00 USD
UltraWarm マネージドストレージコスト = 1 GB あたり月額 0.024 USD 1.5 TB * 2 インスタンス = 1 か月あたり 3 TB 3072 GB * 0.024 USD = 73.728 USD
合計コスト 1,953.732 USD

料金の例 5

OpenSearch サービスダイレクトクエリ-クエリ

たとえば、米国東部 (バージニア北部) リージョンに Amazon OpenSearch Service ドメインがすでにセットアップされており、Amazon S3 を使用して VPC フローログにクエリを実行するための新しいダイレクトクエリデータソースを作成したとします。ランブックを参照して一連のクエリを開始します。一連のクエリは、完了するまでに合計で 2 OCU 時間かかります。 インデックスを維持してクエリのパフォーマンスを向上させるには、2 OCU * 0.24 OCU時間 x 24 時間/日 = 11.52 USD/日が請求されます。

料金の例 6

OpenSearch サービスダイレクトクエリ-アクセラレーション

たとえば、米国東部 (バージニア北部) リージョンに Amazon OpenSearch Service ドメインがすでにセットアップされており、Amazon S3 を使用して S3 ログにクエリを行う新しいダイレクトクエリデータソースを作成したとします。クエリの実行時間を短縮するために、クエリのパフォーマンスを調整する必要があります。1 時間ごとに実行され、実行ごとに 2 OCU 時間を使用するデータソースを設定するときに、AWS Glue データカタログ の S3 ログテーブルでマテリアライズドビューを有効にします。インデックスを維持してクエリのパフォーマンスを向上させるには、2 × 0.24 OCU時間 × 24 時間/日 = 11.52 USD/日が請求されます。

よくある質問

オンデマンドインスタンスの料金

Q: Amazon OpenSearch Service の使用に対してはどのように課金と請求が行われますか?

使用料金は従量課金制となっており、最低料金やセットアップ料金はありません。以下の内容に基づき、請求が行われます。

  • Amazon OpenSearch Service インスタンス時間 – 使用した Amazon OpenSearch Service インスタンスのクラス (例: スタンダードスモール、ラージ、エクストララージなど) に基づいています。1 時間未満の Amazon OpenSearch Service インスタンス時間の使用は、1 時間分として請求されます。
  • ストレージ (GB/月) – Amazon OpenSearch Service インスタンス用にプロビジョニングした Amazon EBS ストレージ容量です。プロビジョニングしたストレージ容量を当月にスケールした場合、請求は日割り料金となります。
  • プロビジョンド IOPS/月 – 使用した IOPS とは無関係な、Amazon EBS プロビジョンド IOPS の料金です (Amazon OpenSearch Service プロビジョンド IOPS (SSD) ストレージのみ)。
  • データ転送 – 通常の AWS のデータ転送料金が適用されます。

詳細な料金情報については、Amazon OpenSearch Service の料金ページをご覧ください。

Q: Amazon OpenSearch Service ドメインの請求対象期間はいつからいつまでですか?

インスタンスが利用可能になるとすぐに、Amazon OpenSearch Service インスタンスの請求対象期間のカウントが始まります。請求対象期間のカウントは、削除またはインスタンス障害によって Amazon OpenSearch Service インスタンスが終了するまで継続されます。

Q: Amazon OpenSearch Service の請求対象のインスタンス時間はどのように定義されていますか?

利用可能な状態でインスタンスが動作している各時間に対して、Amazon OpenSearch Service インスタンス時間が請求対象になります。Amazon OpenSearch Service インスタンスにかかわる課金を停止したい場合、ドメインを削除して、請求対象となるインスタンス時間のカウントがこれ以上行われないようにする必要があります。1 時間未満の Amazon OpenSearch Service インスタンス時間の使用は、1 時間分として請求されます。

リザーブドインスタンスの料金

Q: リザーブドインスタンス (RI) とは何ですか?

Amazon OpenSearch Service リザーブドインスタンスは、1 年契約または 3 年契約でインスタンスを予約しておくもので、特典として、オンデマンドインスタンス料金に比べ大幅な割引を受けられます。

Q: リザーブドインスタンスのオンデマンドインスタンスとの違いは何ですか?

機能的には、リザーブドインスタンスもオンデマンドインスタンスも全く同一のものです。インスタンスの課金方法が唯一異なります。リザーブドインスタンスでは、1 年または 3 年の予約を購入することにより、期間中、低料金の実行時間単価 (オンデマンドインスタンスと比較した場合) を適用します。リザーブドインスタンスが購入されていないリージョンでは、すべてのインスタンスがオンデマンドインスタンスの時間料金で課金されます。

Q: リザーブドインスタンスの支払いオプションにはどのようなものがありますか?

次の 3 つのオプションをご用意しています。

  • 前払いなしのリザーブドインスタンス (NURI) – NURI はオンデマンド料金よりも大幅に低く設定されています。前払いの必要はなく、1 年または 3 年間のリザーブドインスタンス期間中のリザーブドインスタンス料金の支払い契約をしていただきます。
  • 一部前払いリザーブドインスタンス (PURI) – PURIは NURI よりもさらに料金が低く設定されています。合計コストの一部を前払いしていただき、残りは契約期間中にお支払いただきます。このオプションは、前払いと時間単価のお支払いの中間です。
  • 全前払いリザーブドインスタンス (AURI) – AURI はすべてのリザーブドインスタンスの中で最も低く料金を設定しています。全予約に対して一回の前払い料金を支払い、時間割での支払いはありません。

Q: リザーブドインスタンスはどのように購入できますか?

リザーブドインスタンスは、AWS マネジメントコンソールの Amazon OpenSearch Service にある [リザーブドインスタンス] セクションで購入できます。別の方法として、Amazon OpenSearch Service API や AWS コマンドラインインターフェイスを使用し、リザーブドインスタンスの一覧から購入することもできます。

購入したリザーブドインスタンスは、オンデマンドインスタンスと同様に使用できます。購入した予約が有効になっている間は、割引された時間料金が Amazon OpenSearch Service で適用されます。

Q: リザーブドインスタンスは特定のアベイラビリティーゾーンでのみ有効ですか?

Amazon OpenSearch Service リザーブドインスタンスは、特定のアベイラビリティーゾーンではなくリージョンに関連付けた購入となります。あるリージョンでリザーブドインスタンスを購入すると、そのリージョン内にあるどのアベイラビリティーゾーンでも、条件に合致する使用に対して割引が適用されます。

Q: リザーブドインスタンスはいくつ購入できますか?

1 回につき最大 100 個のリザーブドインスタンスを購入できます。100 個を超えるリザーブドインスタンスが必要な場合、別途購入を申請する必要があります。

Q: リザーブドインスタンスにキャパシティーの予約は含まれていますか?

Amazon OpenSearch Service リザーブドインスタンスは、特定のアベイラビリティーゾーンではなくリージョンに関連付けた購入となります。つまり、リザーブドインスタンスはキャパシティーを予約するものではありません。あるアベイラビリティーゾーン内のキャパシティーを制限しても、同じリージョン内でリザーブドインスタンスを購入することができます。そのリージョン内にあるどのアベイラビリティーゾーンでも、条件に合致する使用に対して割引が適用されます。

Q: 既存のオンデマンドインスタンスをリザーブドインスタンスに変換したい場合はどうすればよいですか?

既存のオンデマンドインスタンスと同じタイプのリザーブドインスタンスを購入します。リザーブドインスタンスの購入が完了すると、予約した期間の間、新しい時間利用料金が Amazon OpenSearch Service で自動的に適用されます。

Q: リザーブドインスタンスにサインアップすると、予約期間はいつから始まりますか? リザーブドインスタンスの予約期間が過ぎるとどうなりますか?

リザーブドインスタンスに関連した料金の変更と予約期間は、購入申請が受理され、支払いの承認処理が完了してから有効になります。次の請求期間までに一括での支払い (該当する場合) や新しい時間料金 (該当する場合) の承認処理が完了しなかった場合、割引料金は有効にならず、予約期間の計算も開始されません。予約の状態は、コンソール、API、CLI で確認できます。詳細については、ドキュメントを参照してください。

料金は、リザーブドインスタンスの予約期間が終了すると、お客様のインスタンスクラスとリージョンに該当するオンデマンドインスタンスの時間料金に変更されます。

Q: どのインスタンスに対してリザーブドインスタンスの料金が適用されるかコントロールする方法はありますか?

お客様への請求額計算時に、当社のシステムによって予約内容が適用され、該当するすべてのインスタンスに対して低料金のリザーブドインスタンス時間料金が請求されます。Amazon OpenSearch Service では、Amazon OpenSearch Service ドメインのオペレーション中、オンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスを区別しません。

Q: 保有するリザーブドインスタンスをスケールアップまたはスケールダウンすると、その予約はどうなりますか?

各リザーブドインスタンスは、お客様が選択したリージョンとインスタンスタイプに関連付けられています。お客様がリザーブドインスタンスを保有しているリージョン内でインスタンスタイプを変更した場合、割引料金が適用されなくなります。保有する予約が使用予定のインスタンスタイプに適合しているかどうか、確認する必要があります。詳細については、Amazon OpenSearch Service リザーブドインスタンスのドキュメントを参照してください。

Q: 1 つのリージョン/アベイラビリティーゾーンから別のリージョン/アベイラビリティーゾーンへ、リザーブドインスタンスを移動できますか?

リザーブドインスタンスは、それぞれ特定のリージョンに関連付けられています。予約の存続期間中これは固定であり、変更できません。ただし、各リザーブドインスタンスは、関連付けられたリージョン内であれば、どのアベイラビリティーゾーンでも使用できます。

Q: 複数のアベイラビリティーゾーンを使用する場合、リザーブドインスタンスは適用可能ですか?

リザーブドインスタンスには 1 つの AWS リージョンが関連付けられており、そのリージョン内であればどのアベイラビリティーゾーンでも使用できます。

Q: リザーブドインスタンスはクラスターマネージャーノードとデータノードのどちらにも使用できますか?

はい。Amazon OpenSearch Service では、リザーブドインスタンス割引料金の適用に際してクラスターマネージャーノードとデータノードを区別しません。

Q: リザーブドインスタンスはキャンセルできますか?

いいえ。リザーブドインスタンスはキャンセルできず、一括で支払った料金 (該当する場合) と割引された時間単位の使用料金 (該当する場合) の返金はできません。また、リザーブドインスタンスを別のアカウントに移行することもできません。使用の有無にかかわらず、リザーブドインスタンスの予約期間が終了するまで、すべての時間について料金の支払いが必要です。

Q: 支払人 (プライマリ) アカウントで購入したリザーブドインスタンスには、すべてのメンバーアカウントからアクセスできますか?

はい。リザーブドインスタンスの料金と適用は、AWS の一括請求 (コンソリデーティッドビリング) に定められたポリシーに従って処理されます。詳細については、こちらをご覧ください。

Q: 今後 AWS の Amazon OpenSearch Service 向けオンデマンドインスタンスの料金が引き下げられた場合、現在保有するリザーブドインスタンスの料金も変更されますか?

いいえ。購入済みのリザーブドインスタンスの支払い料金は、予約期間中は変更されません。

Q: 保有しているリザーブドインスタンスは、リザーブドインスタンスのマーケットプレイスで販売できますか?

Amazon OpenSearch Service で購入したリザーブドインスタンスは、リザーブドインスタンスのマーケットプレイスで販売することはできません。

Q: リザーブドインスタンスの購入に従量制割引はありますか?

いいえ。Amazon OpenSearch Service リザーブドインスタンス向けの従量制割引は提供していません。

料金に関するその他のリソース

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