組み込み分析のチュートリアル
Amazon QuickSight を利用する
はじめに: 組み込み分析
ステップバイステップの手順に従って、分析を独自のウェブポータルに組み込みます。
概要
Amazon QuickSight を使用すると、簡単にアプリケーションに分析を組み込んで、ユーザーがアプリケーションのデータを使ってより深いインサイトを得られるようにできます。QuickSight のインタラクティブなダッシュボードと可視化機能はアプリケーションにシームレスに融合されるため、ルックアンドフィールをパーソナライズできます。サーバーレスアーキテクチャであるため、分析インフラストラクチャを自分で構築、設定、管理しなくても、数人のユーザーから数十万人のユーザーに、アプリケーションを自動的にスケールできます。
このチュートリアルでは、Amazon QuickSight を使用して、分析を独自のウェブポータルに簡単に組み込む方法をご紹介します。固有のダッシュボードをポータルに組み込むか、または完全な Amazon QuickSight オーサリングポータルを組み込んで、エンドカスタマーが独自のカスタムダッシュボードを構築できるようにするかの、いずれかを選択できます。このサーバーレス組み込みフレームワークでは、コンポーネントも同様に選択可能です。
学習内容
- QuickSight アカウントを作成してのダッシュボードの公開
- S3 バケットと Cognito UserPool のセットアップ
- IAM ポリシーの作成
- ダッシュボードおよびセッション組み込み用の Lambda 関数の作成
- API Gateway と静的ウェブページの作成
- ユーザーとドメインのセットアップ用に組み込む、ダッシュボードおよびセッション用 Lambda の作成
- 組み込みダッシュボードおよび組み込みセッションの起動
モジュール
注意事項
このビルドで使用されるコンポーネントはすべて、無料利用枠の対象です。Amazon QuickSight は、1 人の作成者が常に無料で利用でき、さらに 4 人の作成者が最初の 60 日間無料で利用できます。このアーキテクチャは、サーバーレスコンポーネントを活用したアーキテクチャのサンプルにすぎません。組み込みに慣れると、ユースケースに合わせてコンポーネントを変更することができます。例えば次のようなことが可能です。
- S3 および CloudFront の代わりに、既存のウェブサーバーを使用できます。
- Cognito の代わりに、現在の SSO (OIDC/SAML による) または自社開発の認証メカニズムを使用できます。
- Lambda および API Gateway の代わりに、ウェブサーバーに関連付けられたコンピューティングを使用できます。
QuickSight に対するアクセス許可を持つロールを引き受けるメカニズムがある限り、組み込みを機能させることが可能です。このチュートリアルでは、ローカルエディタでテキストファイルを開いて、以下の情報を貼り付けておく必要もあります。
AwsAccountId:
DashboardId:
DashboardRegion:
CloudFront Domain Name:
Cognito UserPool Id:
Cognito App Client Id :
QSER Role Arn:
API Gateway URL:
まずは AWS アカウント番号を追加し、手順の中でプロンプトが表示されたら引き続き他の詳細情報を入力していきます。こうしてこれらの値をまとめておくと、他の手順で必要になったときに簡単に参照することができます。
AWS 経験
初心者
所要時間
110 分