Amazon RDS を使用する場合
このチュートリアルでは、PostgreSQL データベースを実行するための環境を作成する方法 (この環境を "インスタンス" と呼びます)、データベースに接続する方法、および DB インスタンスを削除する方法について学びます。ここでは、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) を使用します。チュートリアルの全作業を無料利用枠内で実行できます。
AWS リソース管理を始めましょう
コンソールにサインインここをクリックすると、AWS マネジメントコンソールが新しいブラウザウィンドウで開き、順を追って説明するこのガイドを開いたままにすることができます。この画面が表示されたら、[データベース] から [RDS] をクリックし、Amazon RDS コンソールを開きます。
このステップでは、Amazon RDS を使用して、db.t2.micro DB インスタンスクラス、ストレージ 20 GB、保持期間 1 日の自動バックアップが設定された PostgreSQL DB インスタンスを作成します。 これらすべては無料利用枠の対象です。
g. DB インスタンスが作成されました。 [DB インスタンスの表示] をクリックします。
注意: DB インスタンスクラスと割り当てられたストレージによっては、新しい DB インスタンスが使用可能になるまでに数分かかる場合があります。
RDS コンソールの DB インスタンスリストに、新しい DB インスタンスが表示されます。DB インスタンスが作成されて使用できるようになるまで、DB インスタンスの状態は [作成中] となります。 状態が [利用可能] に変わると、DB インスタンスのデータベースに接続できます。
DB インスタンスが使用できるようになるのを待つ間に、次のステップに進んでかまいません。
データベースインスタンスの作成が完了し、状態が [利用可能] になったら、標準的な SQL クライアントを使用して DB インスタンスのデータベースに接続できます。このステップでは、よく使用される SQL クライアントである SQL Workbench をダウンロードします。
注意: SQL Workbench は、DB インスタンス作成に使用したのと同じネットワーク、同じデバイスから使用してください。データベースに設定されたセキュリティグループは、DB インスタンスを作成したデバイスからの接続のみ許可するよう設定されています。別のネットワークやデバイスから接続すると、IP アドレスが変わってしまいます。任意の IP アドレスからでもアクセスできるようにデータベースを設定することも可能ですが (詳細についてはこちらを参照)、このチュートリアルではシンプルなままにしておきます。
このステップでは、SQL Workbench を使用して、作成したデータベースに接続します。
a. ダウンロード完了後、プログラムをインストールし、開きます。ダイアログボックスが表示されます。 次のように入力します。
- Driver: [PostgreSQL]
注意: ドロップダウンからドライバを選択する時、ドライバの定義を編集するよう指示されます。[Yes] を選択します。次のダイアログボックスでは、フォルダのアイコンをクリックし、先ほどのステップでダウンロードしておいたドライバを選択します。
- URL: 右のスクリーンショットのように、Amazon RDS コンソールから JDBC URL を見つけることができます。「jdbc:postgresql://」に続けて、DB インスタンスのエンドポイント (ポートを含む) を入力するか、ペーストします。最後に、URL 末尾にスラッシュとデータベースインスタンスの名前を追加します。例えば、URL は「jdbc:postgresql://postgresql-instance1.cg034hpkmmjt.us-east-1.rds.amazonaws.com/dataBaseNameHere」のようになります。
- Username: Amazon RDS データベース用に作成したユーザー名を入力します。この例では「masterUsername」になります。
- Password: Amazon RDS データベース作成に使用したパスワードを入力します。
[OK] をクリックします。
PostgreSQL DB インスタンスは、Amazon RDS コンソールから簡単に削除できます。ここではベストプラクティスとして、課金され続けることが無いように、使用しないインスタンスを削除することをお勧めします。
Amazon RDS を使用して、PostgreSQL データベースインスタンスの作成、接続、削除を実行しました。 Amazon RDS を使用すれば、クラウド内でリレーショナルデータベースのセットアップ、運用、スケールを簡単に実行できます。 このサービスは、手間のかかるデータベースの管理タスクをお客様の代わりに行いながら、コスト効率がよく、サイズ変更が可能な容量を提供します。これによってお客様は自身のアプリケーション開発やビジネスに集中できます。
ここまでで Amazon RDS による PostgreSQL データベースの作成と接続について学びました。次のチュートリアルでは、DB スナップショットからの DB インスタンスの復元について学びます。