Amazon Kinesis Data Streams (KDS) は、大規模にスケーラブルで持続的なリアルタイムのデータストリーミングサービスです。KDS はウエブサイトクリックストリームやデータべースイベントストリームや金融取引、ソーシャルメディアフィード、ITロゴ、ロケーション追跡イベントなど何十万ものソースから毎秒ギガバイトのデータを継続してキャプチャできます。収集データはミリ秒で入手でき、リアルタイム分析をリアルタイムダッシュボードやリアルタイム異常検知、ダイナミックな価格設定などの事例に利用可能です。
動画: Amazon Kinesis Data Streams の紹介 (日本語字幕)
利点
リアルタイム性能
お客様のストリーミングデータを、収集されて 70 ミリ秒以内に、様々なリアルタイム分析アプリケーション、Amazon S3、AWS Lambda で利用できるようにしましょう。
耐久性
データロスの可能性を削減します。AWS リージョン内の 3 つのアベイラビリティーゾーンでお客様のストリーミングデータを同期複製し、最大 365 日間、データを保管することでデータロスから保護する複数のレイヤーを提供します。
使いやすい
AWS SDK、Kinesis Client Library (KCL)、コネクター、およびエージェントを使って、迅速にストリーミングアプリケーションを構築しましょう。AWS Lambda、Amazon Kinesis Data Analytics、Amazon Kinesis Data Firehose、AWS Glue スキーマレジストリへのビルトイン統合で簡単にデータ加工できます。
柔軟性
ダイナミックにお客様のアプリケーションをスケーリングします。Kinesis データストリームは毎時メガバイトからテラバイトまでスケーリングし、毎秒数千から数百万の PUT レコードをスケーリングします。入力データのボリュームに応じて、いつでも、ストリームのスループットを動的に調節できます。
低コスト
Kinesis Data Streams には前払い料金はなく、使用したリソースの分のみ支払います。1 時間あたり 0.015 USD という低コストで、取得速度 1 MB/秒、送信速度 2 MB/秒の Kinesis データストリームを利用できます。
仕組み

ユースケース
ログやイベントデータの収集
Kinesis Data Streams を使用して、サーバー、デスクトップ、モバイルデバイスなどのソースからログやイベントのデータを収集できます。次に、Kinesis アプリケーションを作成し、データを連続的に処理してメトリクスを生成し、ライブダッシュボードの機能を強化して、集約されたデータを Amazon S3 などのストアに送信できます。
リアルタイム分析
Kinesis アプリケーションを使用すると、Kinesis Data Streams が収集したセンサーデータなどの高頻度のイベントデータに対してリアルタイム分析を実行し、時間や日ではなく分単位の頻度でデータからインサイトを得ることができます。
モバイルデータキャプチャ
ゲームデータのフィード
Kinesis Data Streams を使用すると、プレーヤーとゲームの相互作用に関するデータを連続的に収集し、データをゲームプラットフォームにフィードできます。Kinesis Data Streams では、プレーヤーのアクションと動作に基づいて魅力的かつダイナミックなエクスペリエンスを提供するゲームを設計できます。
導入事例




ブログ記事
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