Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 の Amazon EC2 インスタンスを実行しており、Amazon EC2 インスタンスに仮想ネットワークアダプターを設定して、TCP/IP ネットワーキング拡張を活用したいと考えています。

Amazon EC2 仮想化環境で Windows Server を実行している場合、仮想ネットワークインターフェイスカード (NIC) でゲストオペレーティングシステムが提供されます。この仮想 NIC では、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 で使用できる拡張ネットワーキング機能向上がサポートされています。Amazon EC2 仮想 NIC でサポートされているネットワーキング機能向上には、次のようなものがあります。

TCP Chimney オフロードは、システムがネットワーク関連のワークロードをプロセッサーからネットワークアダプターに転送できるようにするネットワーキング技術です。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. netsh int tcp set global chimney=disabled を実行します。
    注意: 使用できるオプションは enableddisabled、および automatic です (automatic は Windows Server 2008 R2 でのみ使用できます)。
  3. netsh int tcp show global を実行して設定を確認します。

RSS は受信側またはインバウンドネットワーク負荷を複数のプロセッサーに分散して、マルチコア環境やマルチプロセッサー環境の利点を活用するように設計されています。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. netsh hint tcp set global rss=disabled を実行します。
    注意: 使用できるオプションは、enableddisabled です。
  3. netsh int tcp show global を実行して設定を確認します。

NetDMA、または Network Direct Memory Access は、ネットワークトラフィックをメモリに移動させることができます。ネットワークトラフィックをネットワークアダプターで受信すると、DMA を使用して情報を直接メモリ内に移動し、プロセッサーの負荷を軽減します。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. regedit を実行します。
  3. 以下のレジストリキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
  4. EnableTCPA レジストリ項目をダブルクリックします。
    • この項目が存在しない場合は、新規の DWORD 値レジストリ項目を作成し、その項目を EnableTCPA と名付けます。
  5. NetDMA を無効にするには、EnableTCPA の値を 0 に設定します。
    • 反対に、EnableTCPA の値を 1 に設定すると、NetDMA が有効になります。
  6. EC2 インスタンスを再起動します。

Windows PowerShell を使用した代替手段:

  1. 管理者として Windows PowerShell を起動します。
  2. Get-ItemProperty -Path HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters -name EnableTCPA を実行します。
  3. 値が存在しない場合は、New-Item -Path HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\EnableTCPA を実行します。
  4. NetDMA を無効にするには、Get-ItemProperty "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\" -Name EnableTCPA -Value 0 -PropertyType DWord を実行します。
    • 反対に、-Value 1 を指定すると、NetDMA が有効になります。
  5. Windows PowerShell を終了します。
  6. EC2 インスタンスを再起動します。

Xen 仮想化環境では、ネットワークタスクオフロードのパラメーターがネットワークパフォーマンスの問題を発生させることがわかっています。最適なパフォーマンスを確保するために、ネットワークタスクオフロードを無効にする必要があります。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. regedit を実行します。
  3. 以下のレジストリキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
  4. DisableTaskOffload レジストリ項目をダブルクリックします。
    • この項目が存在しない場合は、新規の DWORD 値レジストリ項目を作成し、その項目を DisableTaskOffload と名付けます。
  5. ネットワークタスクオフロードを無効にするには、DisableTaskOffload の値を 1 に設定します。
    • 反対に、DisableTaskOffload の値を 0 に設定すると、ネットワークタスクオフロードが有効になります。
  6. EC2 インスタンスを再起動します。

Windows PowerShell を使用した代替手段:

  1. 管理者として Windows PowerShell を起動します。
  2. Get-ItemProperty -Path HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters –name DisableTaskOffload を実行します。
  3. 値が存在しない場合は、New-Item -Path HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\DisableTaskOffload を実行します。
  4. ネットワークタスクオフロードを無効にするには、New-ItemProperty "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\" -Name DisableTaskOffload -Value 1 -PropertyType DWord を実行します。
    • 反対に -Value 0 を指定すると、ネットワークタスクオフロードが有効になります。
  5. Windows PowerShell を終了します。
  6. EC2 インスタンスを再起動します。

自動チューニングは Windows Server の TCP ウィンドウスケーリングに関係するものです。TCP ウィンドウスケーリングをサポートしていないネットワークデバイスもあります。たとえば、Cisco、Sonicwall、Check Point ファイアウォールのほとんどではこの機能はサポートされていません。また、NG R55 および NetGear ルーターなども同様です。受信ウィンドウ自動チューニングを無効にすると、ネットワークパフォーマンスが向上することがあります。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. netsh int tcp set global autotuninglevel=disabled を実行します。
    注意: 使用できるオプションは normaldisabled (および others) です。
  3. netsh int tcp show global を実行して設定を確認します。

RDC は、ファイルのセットが変更されているかどうかを調べるためにアプリケーションが使用できる API です。このサービスがネットワークトラフィックに影響を及ぼすことは稀ですが、無効にすることでネットワークパフォーマンスが向上する場合があります。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. appwiz.cpl を実行します。
  3. オプションで [Turn Windows Features on or off] を選択します。
  4. [Remote Differential Compression API Support] のチェックを外して、[OK] をクリックします。

ご使用の環境に IPv6 が必要ない場合は、これを無効にすることを検討します。

IPv6 は Windows Server ネットワークスタックに不要な負荷をかけ、パフォーマンスを低下させる場合があります。IPv6 を無効にすると、ネットワークパフォーマンスが向上することがあります。
注意: この変更を実行すると、システムのすべてのネットワークインターフェイスの IPv6 に影響します。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを開始します。
  2. regedit を実行します。
  3. 以下のレジストリキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters
  4. DisabledComponents レジストリ項目をダブルクリックします。
    • この項目が存在しない場合は、新規の DWORD 値レジストリ項目を作成し、その項目を DisabledComponents と名付けます。
  5. DisabledComponents の値を 11 (16 進数) に設定して IPv6 ループバックインターフェイスを除く全てのインターフェイスの IPv6 を無効にします。
    利用可能なオプション
    • 0 はすべての IPv6 コンポーネントを有効にします (デフォルト)。
    • ffffffff (16 進数) は IPv6 ループバックインターフェイスを除くすべての IPv6 コンポーネントを無効にし、IPv6 設定に代えて IPv4 を設定します。
    • 20 (16 進数) IPv6 設定を IPv4 のみに設定します。
    • 10 (16 進数) はすべての非トンネルインターフェイスの IPv6 を無効にします。
    • 1 (10 進数および 16 進数) はすてべのトンネルインターフェイスの IPv6 を無効にします。
    • 11 (16 進数) は IPv6 ループバックインターフェイスを除く全てのインターフェイスの IPv6 を無効にします。
  6. EC2 インスタンスを再起動します。
  1. コマンドプロンプトを起動して netstat –es を実行して、インターフェイスの統計を返し接続に異常がないかを確認します。
  2. ネットワークトラフィックでライブスキャンを実行するように設定されたアンチウィルスソフトウェアがネットワークパフォーマンスを低下させる場合があります。ご使用の環境でこの機能が必要なければ、ネットワークトラフィックのライブスキャンを無効にすることをお勧めします。

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