Amazon RDS パラメータグループのパラメータ値を変更した後、更新されたパラメータ値が有効にならないのはなぜですか?

解決方法

これは、Amazon RDS DB インスタンスのパラメータグループで更新したパラメータが静的パラメータであるために発生します。DB インスタンスパラメータは静的または動的です。静的パラメータの値を更新し、更新を DB パラメータグループに保存しても、パラメータの変更はすぐには有効になりません。パラメータグループの変更を有効にするには、関連する DB インスタンスを手動で再起動する必要があります。

動的パラメータを更新すると、パラメータの変更が DB インスタンスにすぐに適用されます。この場合、DB インスタンスを再起動する必要はありません。

変更しようとしているパラメータが静的であるか動的であるかを確認するには、次のようにします:

1. Amazon RDS コンソールを開きます。
2. ナビゲーションペインで、[Parameter groups] (パラメータグループ) を選択します。
3. 表示されるパラメータグループのリストで、変更する必要のあるパラメータグループを選択します。
4. 変更する必要のあるパラメータについては、[Apply type] (適用タイプ) 列を確認してください。
   この列には、パラメータが動的か静的かが表示されます。

次の AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドを実行して、パラメータが静的か動的かを確認することもできます。このコマンドは、適用タイプとともにパラメータグループ内のパラメータのリストを返します。

aws rds describe-db-parameters --db-parameter-group-name test_parameter_group --query "Parameters[*].[ParameterName,ApplyType]"

test_parameter_group は、必ずカスタムパラメータグループの名前に置き換えてください。

注: AWS CLI コマンドの実行時にエラーが発生した場合は、AWS CLI の最新バージョンを使用していることを確認してください。

変更したパラメータが静的である場合、RDS コンソールには、ステータスが pending-rebootの DB パラメータグループが表示されます。パラメータグループのステータスを確認するには、次の手順を実行します:

1. Amazon RDS コンソールを開きます。
2. ナビゲーションペインで、[Databases] (データベース) を選択してから、DB インスタンスを選択します。
3. [Configuration] (設定) タブを選択します。
   このタブでは、インスタンスに関連付けられているパラメータグループとパラメータグループのステータスを表示できます。

次の AWS CLI コマンドを実行して、パラメータグループのステータスを確認することもできます:

aws rds describe-db-instances --db-instance-identifier instance_identifier --query "DBInstances[*]".[DBInstanceIdentifier,DBParameterGroups]

必ず instance_identifier を RDS インスタンスの名前に置き換えてください。

変更するパラメータが静的である場合は、パラメータの変更を有効にするためにインスタンスを再起動します。詳細については、「DB インスタンスの再起動」を参照してください。

DB インスタンスを再起動すると、一時的に停止します。この停止中、DB インスタンスのステータスは再起動ステータスに設定されます。インスタンスが正常に再起動されると、静的パラメータへの変更が関連する RDS インスタンスに有効になります。パラメータグループのステータスが pending-reboot から in-sync に変わります。

注: 新しい DB パラメータグループを DB インスタンスに関連付けると、RDS コンソールには、ステータスが pending-reboot の DB パラメータグループが表示されます。変更された静的および動的パラメータを適用するには、インスタンスを再起動する必要があります。 ただし、新しく関連付けられた DB パラメータグループの動的パラメータを変更すると、これらの変更は再起動せずにすぐに適用されます。

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