ライフサイクル設定ルールを使用して Amazon S3 バケットを空にするにはどうすればよいですか。
最終更新日: 2022 年 1 月 7 日
数百万個のオブジェクトを保存する Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットがあります。これ以上ストレージの料金を請求されないように、バケットを空にしたいと考えています。ライフサイクル設定ルールを使用してバケットを空にするにはどうすればよいですか?
解決方法
オブジェクトの現行バージョンを失効させ、オブジェクトの以前のバージョンを完全に削除するライフサイクル設定ルールを作成するには、以下のステップに従います。
1. Amazon S3 コンソールを開きます。
2. バケットのリストから、空にするバケットを選択します。
3. [Management] (管理) タブを開きます。
4. [Create lifecycle rule] (ライフサイクルルールを作成する) を選択します。
5. [Lifecycle rule name] (ライフサイクルルール名) に、ルール名を入力します。
6. [Choose a rule scope] (ルールスコープを選択) で、[This rule applies to all objects in the bucket] (このルールは、バケット内のすべてのオブジェクトに適用されます) を選択します。
7. [I acknowledge that this rule will apply to all objects in the bucket] (このルールがバケット内のすべてのオブジェクトに適用されることを確認します) を選択します。
8. [ライフサイクルルールのアクション] で、以下を選択してライフサイクルルールを作成します。
Expire current versions of objects (オブジェクトの現在のバージョンを失効させる)
Permanently delete previous versions of objects (以前のバージョンのオブジェクトを完全に削除する)
Delete expired delete markers or incomplete multipart uploads (失効した削除マーカーまたは不完全なマルチパートアップロードを削除する)
9. [Expire current versions of objects] (オブジェクトの現在のバージョンを失効させる) フィールドで、[Days after object creation] (オブジェクト作成後の日数) フィールドに「1」と入力します。
10. [Permanently delete previous versions of objects] (以前のバージョンのオブジェクトを完全に削除する) フィールドで、[Number of days after objects become noncurrent] (オブジェクトが現行バージョンでなくなった後の日数) フィールドに「1」と入力します。
11. すべてのバージョンを削除するには、[Number of newer versions to retain] (保持する新しいバージョンの数) フィールドを空白のままにします。
12. [Delete incomplete multipart uploads] (不完全なマルチパートアップロードを削除) を選択し、[Number of days] (日数) フィールドに「1」と入力します。
13. [Create rule] (ルールの作成) を選択します。
14. ステップ 4~7 を繰り返して、2 番目のライフサイクルルールを作成します。
15. その後、[Delete expired delete markers or incomplete multipart uploads] (失効した削除マーカーまたは不完全なマルチパートアップロードを削除する) を選択します。
16. [Delete expired object delete markers] (期限切れのオブジェクト削除マーカーを削除する) を選択します。
17. [Create rule] (ルールの作成) を選択します。
Amazon S3 は、毎日 1 回ライフサイクルルールを実行します。Amazon S3 が初めてルールを実行すると、有効期限切れに該当するすべてのオブジェクトに削除マーカーが付けられます。削除対象としてマークされたオブジェクトに対する料金は請求されなくなります。ただし、ルールが実行されてバケットが空になるまでに数日かかる場合があります。これは、オブジェクトバージョンを失効させることと、削除マーカーをクリーンアップすることが非同期ステップであるためです。Amazon S3 でのこの非同期オブジェクトの削除の詳細については、オブジェクトの有効期限を参照してください。