Amazon SES で E メール送信履歴を表示するにはどうすればよいですか ?
最終更新日: 2020 年 3 月 10 日
Amazon Simple Email Service (Amazon SES) でメール送信履歴を確認したいと思います。そのための方法を教えてください。
解決方法
Amazon Elasticsearch Service (Amazon ES) と Amazon Kinesis を使用すると、Amazon SES での Eメール送信履歴の保存と可視化ができます。
Amazon ES ドメインを作成する
Amazon SES の送信履歴を保存するためには、Amazon ES ドメインを作成します。
注: ネットワーク設定で、Public accessを選択する必要があります。次のステップで作成する Kinesis 配信ストリームでは、パブリックアクセスドメインを使用する必要があります。
Kinesis 配信ストリームを作成する
- Kinesis コンソールを開きます。
- [Create Delivery Stream] をクリックします。
- [Delivery stream name] に、ストリームの名前を入力します。
- [Source] で、[Direct PUT or other sources] を選択します。
- [Next] をクリックします。
- [Process records] で、AWS Lambda でのソースレコード変換を選択します。または、すべての設定を [Disabled] のままにして、 [Next] をクリックします。
- [Amazon Elasticsearch Service destination] に、次のように入力します。
[Destination] では、[Amazon Elasticsearch Service] を選択します。
[Domain] では、Amazon SES の送信履歴を保存するために作成した、Amazon ES ドメインを選択します。
[Index] には、インデックス名を入力します。
[Index rotation] では、ローテーションスケジュールを選択します。または、このフィールドをデフォルトの [No rotation] 設定のままにしておきます。
[Type] には、タイプ名を入力します。
[Retry duration] では、秒単位で再試行期間を設定します。または、このフィールドをデフォルトの 300 秒のままにしておきます。 - [S3 backup] の下では、次のように入力します。
[Backup mode] には、[Failed records only] を選択します。
既存のバケット内にあるレコードを保存するには、[Backup S3 bucket] を選択します。または、[Create new] を選択して新しいバケットを作成します。
[Backup S3 bucket prefix] には、任意でプレフィックスを入力できます。または、このフィールドは空白のままにします。 - [Next] をクリックします。
- [Elasticsearch buffer conditions]、[S3 compression and encryption]、[Error logging]、[Tags]、[Permissions] については、ユースケースに応じた設定を行います。これらのフィールドの詳細については、 設定の構成をご参照ください。
- 配信ストリームの設定詳細を確認し、 [Create delivery stream] をクリックします。
Amazon SES 設定セットを作成する
- Amazon SES コンソールを開きます。
- ナビゲーションペインで [Configuration Sets] を選択します。
- [Create Configuration Set] をクリックします。
- [Configuration Set Name] にセットの名前を入力します。その後で、[Create Configuration Set] をクリックします。
- 作成した構成セットを開きます。
- [Add Destination] で、[Firehose] を選択します。
- [Firehose Destination] ダイアログボックスでは、次のように入力します。
[Name] に、宛先の名前を入力します。
[Event types] で、Send、Reject、Delivery、Bounce、および Complaint を選択します。
[Stream] で、作成した配信ストリームを選択します。
[IAM role] で、[Let SES make a new role] を選択します。ロール名を入力してから、[Create role] をクリックします。
[Save] を選択します。 - E メール送信方法を変更して 設定セットを指定します。
設定をテストする
- Amazon SES コンソールを使用してテスト E メールを送信します。
重要: テスト E メールの結果を表示するには、作成した設定セットを指定する必要があります。[Email Format] で、[Formatted] を選択し、[More Options] をクリックします。[Configuration Set] に、設定セットの名前を入力します。 - Amazon ES コンソール を開きます。
- Amazon SES 送信履歴を保存するために作成したドメインを選択します。
- [Overview] タブで、 [Kibana] の横のリンクを選択します。
- 配信ストリーム の作成時に設定したインデックス名にインデックスパターンを作成します。
- インデックスパターンが作成されたら、 Kibana の Discover 機能 を使用して、送信したテスト E メールのログを表示します。