リファレンスデプロイ

AWS の Autodesk Forge

ウェブサービス API、カスタム統合、接続ワークフローのためのプラットフォーム

クイックスタートでは、Autodesk Forge 環境をアマゾン ウェブ サービス (AWS) クラウドに構築します。構成要素はカスタマイズ可能で、ウェブサービスのアプリケーションプログラミングインターフェイス (API)、ツール、サービスの形式で提供されます。デプロイにはおよそ 15 分かかります。 

Autodesk Forge はクラウドデベロッパープラットフォームで、カスタムソフトウェアアプリケーションやワークフローの構築、および製造、建築、エンジニアリング、建設などの業界全体の統合を実現します。Autodesk Forge を使用すると、チームやサードパーティーのデベロッパー、およびお客様は、ワークフローの設計、構築、接続を行うことができます。例えば、デベロッパーは、Forge を使って IoT (モノのインターネット) データを 3D 情報モデルにオーバーレイし、データ分析の実行や視覚的なレポートの作成を行うことができます。

このクイックスタートは、AWS クラウドで Autodesk Forge ワークロードを実装または拡張することをご希望の IT インフラストラクチャアーキテクト、管理者、および DevOps プロフェッショナルのために開発されました。

このクイックスタートは、Autodesk Inc. と AWS との共同開発によるものです。Autodesk は AWS パートナーです。


AWS Service Catalog の管理者は、このアーキテクチャをご自分のカタログに追加できます。 

  •  構築するもの
  • クイックスタートで構築できるものは以下のとおりです。

    • 2 つのアベイラビリティーゾーンにまたがる可用性の高いアーキテクチャ。*
    • 2 つのアベイラビリティーゾーンにまたがって構成される Virtual Private Cloud (VPC)。各アベイラビリティーゾーンでは、このクイックスタートによってパブリックサブネットとプライベートサブネットが 1 つずつプロビジョニングされます。このようにして構築されたネットワーク環境は論理的に分離しており、お客様のオンプレミスデータセンターに接続したり、スタンドアロン環境として利用したりできます。*
    • マネージド型のネットワークアドレス変換 (NAT) ゲートウェイはパブリックサブネットにデプロイされ、アウトバウンドのインターネット接続に Elastic IP アドレスを使用するよう設定されています。これらのインスタンスにより、プライベートネットワーク内で作成されたすべての Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスにインターネットアクセスが提供されます。*
    • パブリックサブネット内の Auto Scaling グループに含まれる Linux 要塞ホスト。パブリックサブネットやプライベートサブネットにある EC2 インスタンスにインバウンドのセキュアシェル (SSH) でアクセスすることが可能です。
    • プライベートサブネットでは、2 つのアベイラビリティーゾーンにまたがる Autodesk Forge アプリケーションサーバーインスタンスにより、高可用性が保証されます。
    • Autodesk Forge クラスターで有効化された Auto Scaling。用途に応じて自動的にサーバーの追加や削除を行います。この機能は Application Load Balancer と密接に統合されており、ロードバランサーに対するインスタンスの追加や削除を自動で行います。デフォルトのインストールでは、インスタンスキャパシティーをスケーリングするために CPU ベースの低いしきい値と高いしきい値が設定されています。これらのしきい値は、起動中やデプロイ後に変更できます。
    • Elastic Load Balancing サービス。Autodesk Forge インスタンス全体の HTTP/HTTPS 負荷分散機能を提供します。このクイックスタートでは、HTTP または HTTPS のいずれかを使用するよう設定された Application Load Balancer を使用します。
    • AWS Identity and Access Management (IAM) ロール。デプロイプロセスで必要な AWS のサービスへのアクセス許可をきめ細やかに行います。
    • 各インスタンスや各機能に適したセキュリティグループ。必要なプロトコルやポートのみにアクセスを制限します。例えば、Amazon EC2 ウェブサーバー上の HTTP (S) サーバーポートへのアクセスは、Application Load Balancer に限定されます。
    • オプションとして、Amazon Route 53 をパブリックドメインネームシステム (DNS) として使用すると、Forge サイトのドメイン名を解決できます。カスタムドメインと Security Sockets Layer (SSL) 証明書を使用したアプリケーションのデプロイを選択すると、既存の Route 53 ホストゾーンに新しい RecordSet が作成されます。
    • AWS Systems Manager パラメータストアに含まれる AWS Systems Manager パラメータ。Forge クライアント ID とシークレットを安全に保存します。

    * クイックスタートを既存の VPC にデプロイするテンプレートは、アスタリスクが付けられたタスクをスキップし、既存の VPC 設定に誘導します。

  •  デプロイ方法
  • 以下の簡単なステップにより、AWS での Autodesk Forge 環境を約 15 分で構築できます。

    1. Autodesk のデベロッパー認証情報を取得します。Forge Autodesk アカウントをお持ちでない場合は、Forge Developer Portal でサインアップしてください。
    2. AWS アカウントをお持ちでない場合は、https://aws.amazon.com でサインアップしてください。
    3. クイックスタートを起動します。以下の 2 つのオプションから選択できます。
    4. デプロイに成功したかどうかをテストします。

    Amazon は、本ソリューションで AWS と協力した AWS パートナーとユーザーデプロイ情報を共有する場合があります。  

  •  コストとライセンス
  • このクイックスタートリファレンスデプロイの実行中に使用した AWS のサービスのコストは、お客様が負担します。クイックスタートを使用しても追加コストは発生しません。

    このクイックスタートの AWS CloudFormation テンプレートには、カスタマイズ可能な設定パラメータが含まれています。インスタンスタイプなどの設定の一部は、デプロイにかかるコストに影響を与えます。費用の見積もりについては、使用する AWS の各サービスの料金ページをご覧ください。料金は変更される場合があります。

    Autodesk Forge のライセンスと料金についての詳細は、Autodesk Forge のウェブサイトを参照してください。無料でお試しください。料金は従量課金制となっています。Forge に登録すると、任意の API の組み合わせに適用できる 100 クラウドクレジットを無料で利用できます。

    Autodesk では、ご指定のクラウドクレジット数と同じ数の Forge API を使用できます。Forge のために購入した、あるいは Forge に適用されるすべてのクラウドクレジットは譲渡不可能であり、Forge API の用途でのみ使用できます。他の Autodesk クラウドクレジットを Forge API に使用することはできません。