クラウドは、誰が利用するにしても、十分なリソースがあると言われています。売上高で世界第 2 位を誇る IT 企業である Samsung Electronics にとってさえ十分なリソースがあります。サムスン電子の認証・許可サービス「Samsung アカウント」の利用者が11億人を超えたことを受けてその膨大なデータベースを、高価かつ、増大するトラフィックに対応する拡張が困難で、モノリシックでレガシーな Oracle インターネットデータセンター (IDC) のソリューションから移行する時期に来たことを判断しました。Samsung Electronics は、クラウドの活用を検討し、アマゾン ウェブ サービス (AWS) がこの移行に最適であると判断しました。Samsung Electronics は、18 ヵ月足らずでグローバルな “Samsung アカウント”のデータを、クラウドむけに構築された MySQL と PostgreSQL 互換のリレーショナルデータベースである Amazon Aurora に移行しました。このOracle からの移行により、Samsung はオンプレミスのレガシーデータベースのライセンスコストの制約から解放され、大幅なコスト削減を実現しました。クラウドネイティブの Aurora へ移行したことにより、Samsung はイノベーションに注力し、期待される成長に向けて自らをポジショニングすることができています。