札幌市は、急激に広がった新型コロナウイルス感染症の対策業務に追われていました。同市 保健福祉局 保健所感染症総合対策課は、緊急事態で混乱する現場を救うべく、医療対策室内に情報システム班を編成。情報システム班は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をベースにわずか 1 週間で業務支援システムのプロトタイプをリリースし、検査データ、患者データの一元化を実現。混乱を収束させつつ、更なる開発期間を確保。およそ3 ヶ月後にはさまざまな作業の簡素化・自動化を果たす事務支援システムを稼働させました。感染症対策事務に関するさまざまなデータを統合したことで、新しい視点での分析にも活用できるようになっています。