AWS は、無駄がなく機能的なインフラストラクチャの実現に役立っています。なぜなら、制約もなく柔軟に作業できているためです。私たちのチームは、ツールを選択して実行し、新しい取り組みを試して新たな技術を取り入れています。
Adrian Heesom 氏 運用担当ディレクター

Centrica は、エネルギーおよびエネルギー関連サービスを扱う国際企業です。Centrica は、英国、アイルランド、北米を中心に、約 12,000 名のエンジニアや技術者に支えられた British Gas、Direct Energy、Bord Gáis Energy などのブランドを通じて、約 2,800 万の顧客にエネルギーおよびエネルギー関連サービスを提供しています。

Connected Home は、消費者が自宅を柔軟に制御できるようにするため、Centrica によって、British Gas の一部問として 2012 年に設立されました。同社の Hive スマートホーム製品 (Hive Active Heating、Hive Active Plug、Hive Active Light 電球、Hive Motion Sensor、Hive Window or Door Sensor) を使用すると、顧客である居住者は、スマートフォン、タブレット、PC から自宅を制御できます。

Hive の製品とサービスは、英国で最も有名なスマートホームエコシステムで、50 万個を超える Hive Hub これまでに購入されています。

Centrica Connected Home は、2015 年にハードウェアとプラットフォームのパートナーである AlertMe を買収しましたが、これにより、同社の焦点が大幅にシフトすることが予想されました。それまでは、AlertMe との関係はベンダーと顧客の関係であり、それと同時に、ソフトウェアの機能強化とライセンス提供に関して各社が独自の目標を追求していました。買収後、Centrica Connected Home は、この 2 つの企業が擁する優秀な技術者をすばやく 1 つにまとめ、チームの開発業務を再編成しました。

製品評価、機能拡張、国際的な展開に関する新しい共通の目標が設定されたことで、安定性と可用性を維持しながらライブプラットフォームを迅速にスケーリングする必要が生じ、さまざまな課題が発生しました。これらの要求に加え、新規市場への参入や、新製品の立ち上げを行わなければなりませんでした。例えば、スマートボイラーサービスを提供することや、新しい Hive スマートホームデバイスを開発してスマートホームエコシステムを成長させることが必要でした。Centrica Connected Home は、自社製品のために非常に機能的な Alexa スキルを開発する時間がありました。そのため、同社は、2016 年、英国における Amazon Echo の Smart Home Launch Partner となりました。

Hive プラットフォームのベースとなるエンドツーエンドのインフラストラクチャ (マーケティング/サポート用のウェブサイト、データ収集サービス、ユーザーデータと分析データを保存するためのリアルタイムのデータストアなど) は、すべて、AWS の技術を用いて実行されています。Hive のコアテクノロジーとして、Amazon Elastic Cloud Compute (Amazon EC2)Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) が使用されています。新たに発生した課題は、AWS のマネージド型専用サービスを用いて解決する必要がありました。

Centrica Connected Home は、アマゾン ウェブ サービス の EMEA IOT のリーダーである Claudi Pasa の指揮の下、AWS IoT サービスチームと共同で、既存のデバイス管理プラットフォームから AWS IoT をベースとした (新規および既存のデバイスのための) 専用サービスに移行するための PoC (概念実証) プロジェクトを開始しました。このような AWS との密接な統合により、データストアやプラットフォーム UI といったこれまで長く使われてきたコンポーネントの大部分をインフラストラクチャに残しつつ、その他のプラットフォームコンポーネントについては、Amazon EC2 および Amazon RDS を使用してより効率的かつ高速な Lambda ベースのマイクロサービスインフラストラクチャに置き換えることに成功しました。

さらに、統合された AWS のサービス (Amazon S3 によるデータストレージとウェブホスティング、Amazon API GatewayAmazon CognitoAmazon Cloudfront など) を古いインフラストラクチャと組み合わせて使用することで、魅力的なメリット (低いレイテンシー、制約が少ないスケーラビリティ、高い耐障害性など) を顧客に提供することが可能となり、エンジニアリングチームは、ビジネスに価値をもたらすシステム (AWS パートナーの Wavefront を用いた高度なモニタリング、Amazon Elasticsearch Service を用いた総合的なログ作成とアプリケーション分析、Amazon Organisations. のリソースタグと一括請求を用いたコスト分析と原価配分) に集中できます。

Centrica Connected Home は、企業の導入事例を学ぶ良い例です。同社は、英国最大手企業の 1 つである企業の一部問ですが、同社の製品に満足している何十万もの顧客に最新の製品を提供しつつ、迅速にビジネスを運営し、すばやく学習しています。

Centrica Connected Home の COO である Adrian Heesom 氏は次のように述べています。「私たちのチームは、自分たちで判断を下すことができます。その結果ミスを犯すこともありますが、独自の判断でツールを選択して実行し、新しいことを試して新たな技術を取り入れることができます。AWS を使用すれば、制約を受けることなく一貫した環境で柔軟に作業できるため、効率的かつ高速なインフラストラクチャを実現できます」

また、Heesom 氏はさらにこう続けます。「私たちは、AWS の環境内で、以前と比べてはるかに簡単に新しい機能を開発できるようになりました。加えて、AWS クラウドでは、私たちのサービスを提供するためのホスティングプラットフォームを常に利用することができます。AWS では、物理的な複数の場所にリソースを容易にデプロイできるため、私たちは、自社の環境の信頼性に自信を持つことができます」

Centrica Connected Homes のサイト信頼性エンジニアリング部門のリーダーである Christopher Livermore 氏は、次のように述べています。「Amazon EC2Amazon S3AWS IoTAPI GatewayAWS LambdaAmazon CloudfrontAmazon RDSAmazon Cognito のような最適化されたマネージド型サービスを利用することで、私たちの開発者やエンジニアは、製品開発と顧客への価値提供に集中できるようになりました。これらのサービスを利用することで、オペレーティングシステムの設定やアーキテクチャの設計に関する共通の問題の一部を抽象化できるようになりました。また、これらのサービスを利用することで、世界各地に存在するすべてのチームが利用可能な、製品開発のための優れた共通フレームワークを維持することができます」

Centrica Connected Home の事例では、コスト面の利点を挙げることもできます。使用した IT リソースに対してのみ料金が発生するため、高いコスト効率でさまざまな実験環境を利用できます。同社のチームは、自社の製品と関連サービスを実現するためにこのような従量課金モデルを採用しました。Heesom 氏は次のように述べています。「Centrica Connected Home の製品とサービスを従量課金制で利用したいと考えているお客様が増えています。これは、私たちが AWS のサービスを従量課金制で利用して簡単な財務モデルを実現できた事実と合致するだけでなく、新しいサービスの実現に向けてより多くのリソースを投入できることを意味します」

AWS における IoT の運用についてお読みください。