Naughty Dog はビデオゲーム開発会社で、「クラッシュバンディクー」、「ジャック×ダクスター」、「アンチャーテッドシリーズ」など、有名なゲームタイトルを多数手掛けています。同社は 1986 年に設立されましたが、ゲーム機業界で大きな影響力を持つようになったのは、1994 年に「クラッシュバンディクー」の開発を始めてからです。7 年後、Naughty Dog はソニーコンピューターエンタテインメントの子会社になりました。

Naughty Dog が 2005 年にリリースしたプレイステーション 2 用の「Jak X: Combat Racing 」はオンラインマルチプレイヤー機能をサポートし、ローカルサーバーにインターフェイス接続されています。ゲームは成功したものの、同社は、その経費と、オンラインインフラストラクチャの柔軟性のなさに不満を抱いていました。プレイステーション 3 用の「アンチャーテッド 2 黄金刀と消えた船団」の開発が始まる前に、オンラインゲームコンポーネントを対象とした別のインフラストラクチャが必要であることはわかっていました。

クラウドテクノロジープロバイダを比較した結果、アマゾン ウェブ サービス(AWS)は競合製品よりも格段に安価で、包括的でした。「その上、この強力なサービスに低レベルでアクセスし、問題のトラブルシューティングを迅速に実行し、アプリケーションのパフォーマンスを高めることができました。」Naughty Dog の共同社長 Christophe Balestra 氏は説明します。

同社はその後、すべてのオンラインコンポーネントが AWS によってサポートされた「アンチャーテッド 2(2009)」と「アンチャーテッド 3: エルドラドの秘宝(2011)」をリリースしました。実際、後者のベータ版は AWS でライブでデバッグされました。Naughty Dog は、すべての主要バグをわずか 16 時間でデバッグしたのです。

両ゲームが AWS を同じような方法で使用していますが、「アンチャーテッド 3」ではアーキテクチャが改良されています。プレイヤーが PS3 で新しいゲームを開始するとき、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)に格納された操作情報のページが配信され、そのプレイヤーに表示されます。また、プロファイルの変更とカスタマイズされたオプションも Amazon S3 に格納されています。ライブのマルチプレイヤーゲームに参加するプレイヤーは、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)「matchmaking」サーバーにルーティングされ、このサーバーにより、現在進行中のゲームに接続されます。

ゲームが終了すると、ゲームの結果が Amazon S3 にバイナリファイルとして保存されます。このファイルはシステム全体で簡単に共有できます。この結果は、オープンソースのデータストア Redis でも処理されます。この Redis は Amazon EBS を使用して Amazon EC 2 で実行され、データはバックアップのために Amazon S3 にレプリケートされます。その後、プレイヤーはすべての結果を直接プレイステーション 3 で、または Naughty Dog ウェブサイトで簡単に確認できます。

かなりの量のゲーム更新を実行する必要がある場合、または大量のデータをプレイステーション 3 クライアントにプッシュする必要がある場合は、同社は Amazon のコンテンツ配信サービス Amazon CloudFront を使用します。

時間の経過とともに、ゲーム機用のゲームにおけるプレイヤーのアクティビティは減っていくものです。使用量が低下すると、Naughty Dog は個々のサーバーを縮小し、特定のゲームに関連するストレージインスタンスを減らすことができます。これにより最高レベルのコスト効率が実現し、オンプレミス IT サービスに比べて約 90% を節約できます。

しかし、「アンチャーテッド 3」やその AWS ベースのオンライン機能の人気はいまだ衰えません。Metracritic からの 92% という高い支持を含め、ゲーム業界、そして主な出版業界から絶賛、推薦、表彰されています。

Christophe Balestra 氏は次のように言っています。「AWS によって驚くほどの柔軟性が実現しました。何かができないという状況には決して戻りません。」

ゲームのニーズを満たすのに AWS がどのように役に立つかの詳細については、http://aws.amazon.com/game-hosting/ をご覧ください。