Amazon S3 Glacier Re:Freezer は、Amazon S3 Glacier ボールトアーカイブ全体を定義済みのコピー先 Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットと S3 ストレージクラスに自動的にコピーするサーバーレスガイダンスです。このガイダンスでは、S3 Glacier ボールトアーカイブを、Amazon S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスなどのより費用効果の高いストレージの場所にシームレスにコピーできます。
利点
オートメーション
最適化された復元、コピー、転送プロセスを自動化
可視化
ビルド済み Amazon CloudWatch ダッシュボードを起動して、コピー操作の進行状況を可視化
コストの最適化
S3 Glacier ボールトアーカイブを、Amazon S3 Glacier Deep Archive ストレージクラスなどのより費用効果の高いストレージの場所にシームレスにコピー
概要
下の図表は、GitHub にあるサンプルコードを使って構築できるアーキテクチャを示しています。

Amazon S3 Glacier Re:Freezer ガイダンスアーキテクチャ
AWS CloudFormation テンプレートは、以下の 4 つのステージをデプロイします。
- ステージ 1 – インベントリを取得: このガイダンスは、最新の Glacier ボールトインベントリファイルを取得します。
- ステージ 2 – アーカイブをリクエスト: このガイダンスは、Glacier ボールトインベントリファイルを解析、パーティション分割、最適化してから、Amazon S3 Glacier から最適化された復元注文リクエストを開始します。
- ステージ 3 – コピーをアーカイブ: このガイダンスは、ステージング Simple Storage Service (Amazon S3) バケットと Amazon S3 Standard ストレージクラスへのアーカイブコピープロセスを開始します。アーカイブコピープロセス中に、Amazon DynamoDB はアーカイブコピーのステータスを追跡し、提供された Amazon CloudWatch ダッシュボードに表示するメトリクスを収集します。
- ステージ 4 – アーカイブの整合性チェック: このガイダンスは、SHA256 Treehash を使用して、コピーされたオブジェクトのアーカイブ整合性チェックを実行し、Amazon S3 Glacier によって Glacier ボールトインベントリリストに記録された SHA256 Treehash と照合します。SHA256 Treehash が検証されると、オブジェクトはステージング S3 バケットから転送先 S3 バケットおよび S3 ストレージクラスに移動されます。