この AWS ソリューション実装では、どのようなことが可能ですか?

アマゾン ウェブ サービス (AWS) を使用すると、自動車メーカーとそのサプライヤーは、インフラストラクチャの管理を必要とせずにサーバーレス IoT アプリケーションが構築できます。それにより、コネクテッドカーのデータを収集、処理、分析し、その結果への対応を取ることができるようになります。AWS IoT を使用するとお客様は、自動車やデバイスを、低レイテンシかつ低いオーバーヘッドで安全に AWS クラウドに接続できます。

お客様が、革新的なコネクテッドカーサービスを広範囲で開発およびデプロイする際のお役に立つために、AWS では、自動車と AWS クラウドとの安全な接続を提供するコネクテッドカーソリューションをご用意しています。また、お客様が AWS IoT や AWS Greengrass をAutomotive Grade Linux (AGL) のソフトウェアスタックに統合できるようにする、フレームワークもご利用いただけます。

このソリューションのバージョン 2.1.1 では、最新の Node.js ランタイムを使用します。バージョン 2.0 では、Node.js 8.10 ランタイムを使用しますが、これは、2019 年 12 月 31 日にサポートが終了しています。バージョン 2.1.1 への更新には、スタックを更新します。詳細については、デプロイガイドを参照してください。

AWS ソリューション実装の概要

コネクテッドカーソリューションには、車両内でローカルコンピューティングを行うための機能、高度なイベントルール、データの処理およびストレージ機能が含まれています。このソリューションの目的は、コネクテッドカーサービスのフレームワークを提供することです。基盤となるインフラストラクチャでの処理を管理する必要はなく、ソリューション機能の充実に集中できます。このフレームワークを基本とし広範なユースケースに対応できます。その範囲は、音声操作、ナビゲーションとその他の地理関連サービス、遠隔車両診断とヘルスモニタリング、予測分析とメンテナンス時期のアラート、メディアストリーミングサービス、車両の安全とセキュリティのサービス、ヘッドユニットアプリケーション、モバイルアプリケーションなどにおよびます。

次に示す図では、ソリューション実装ガイドと付属の AWS CloudFormation テンプレートを使用して構築することが可能な、コンポーネントと機能を示しています。

AWS コネクテッドカーソリューション | アーキテクチャ図
AWS コネクテッドカーソリューション | アーキテクチャ図
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AWS コネクテッドカーソリューションのアーキテクチャ

AWS IoT が受信したメッセージを認証および許可します。次に、適切なルールが AWS IoT Rules Engine によりそのメッセージに対し適用され、適切なバックエンドアプリケーションにルーティングされます。

AWS IoT のルールにより、テレマティックデータが Amazon Kinesis Data Firehose の配信ストリームに送られます。車両テレマティックの生データはここで暗号化され、Amazon S3 バケットに対しストリーミングされます。Amazon Kinesis Data Analytics アプリケーションが異常を検知した場合、そのレコードが Amazon Kinesis Data Streams に送られ AWS Lambda 関数が呼び出されます。これにより、レコードが解析され、Amazon DynamoDB テーブルに保存されます。さらに、ユーザーに対する Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) 通知がトリガーされます。

トリップデータ用の AWS IoT ルールは、AWS Lambda 関数を呼び出し、運行中の車両テレマティックデータの処理と、そのデータの DynamoDB テーブルへの保存を行います。

ドライバーの安全スコア用 AWS IoT ルールでは、運行の終了を検知した後に AWS Lambda 関数を呼び出します。これにより集約されたトリップデータが処理され、ドライバーの安全スコアが生成されます。その後、ドライバーに対する Amazon SNS 通知がトリガーされ、このスコアはトリップデータテーブルに追加されます。

診断トラブルコード用の AWS IoT ルールでは、IoT トピック内の診断トラブルコードを検出し Lambda 関数を呼び出します。この関数はコードを DynamoDB テーブルに保存し、さらに解釈しやすく変換した後、ユーザーに対する Amazon SNS 通知をトリガーします。

地理ベースマーケティング用の AWS IoT ルールでは、自動車の地理的位置を検出し、Lambda 関数を起動して、特定のランドマークの近方にその自動車があるかどうかを判断します。ランドマークの近くにその車両がある場合、Lambda 関数はその位置を DynamoDB テーブル内にログ記録し、ユーザーに対して広告を伝える Amazon SNS 通知をトリガーします。

AWS コネクテッドカーソリューション

バージョン 2.1.1
最終更新日: 2019 年 12 月
筆者: AWS

見積りデプロイ時間: 5 分

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AGL 用の AWS IoT フレームワーク

Automotive Grade Linux (AGL) 用の AWS IoT フレームワークは、AWS IoT と AWS Greengrass を AGL ソフトウェアスタックに統合するのに役立ちます。このフレームワークは、AWS Greengrass Core、および、AGL アプリケーションフレームワークと AWS IoT デバイス SDK を使用して構築された、AWS IoT バインディングサービスにより構成されています。

次の図では、AGL で実行されるアプリケーションが、このフレームワークを使用して、どのようにテレメトリデータを AWS IoT に送信するのかが示されています。

iot-framework-agl-architecture

特徴

AWS IoT フレームワーク用の AGL イメージを構築する

GitHub レポジトリにある概要手順に則り、AWS IoT フレームワーク用の AGL イメージを構築することができます。このフレームワークには、AWS IoT と Greengrass を AGL ソフトウェアスタックに統合するのに必要な、すべてのコンポーネントが含まれています。

安全な公開とメッセージ受信

AGL を実行しているアプリケーションと AWS クラウド間において、AWS Greengrass Core を経由することで、AGL セキュリティフレームワークに準拠した API を使用しながら、自動車テレメトリーなどのメッセージを安全に公開し受信できます。
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