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ハイブリッド環境での名前解決を一元化するためのクラウド構成と料金試算例

構成概要

目的・用途:
オンプレミスから VPC 向けゾーンやインターネット向けゾーンの名前解決をしたい

この構成での料金試算例:
370.30 ドル(月額)


オンプレミスネットワークとAWS Virtual Private Cloud (VPC) 環境とのプライベート接続を確立するには、これらの環境にまたがった ドメインネームシステム (DNS) 名前解決の必要性がより重要になってきます。これらの課題を解決するために、この構成では Route 53 Resolver の機能である Amazon Route 53 Resolver for Hybrid Clouds を利用します。
「Outbound Endpoint」「Inbound Endpoint」「リゾルバールール」で構成されるコンポーネントを活用して、オンプレミスから VPC 向け、オンプレミスからインターネット向け、VPC からオンプレミス向けのゾーンへの名前解決をマネージドサービスで一元管理を実現します。また、VPC との間で回線のトラブルなどがあった場合に備え、オンプレミス環境側にフォワーダーを設置、キャッシュを利用することで可用性が向上します。

Architecture diagram illustrating integration of Amazon Route 53 Resolver with DNS zones for on-premises, VPC, and internet environments. Shows bidirectional DNS name resolution flows between on-premises networks, VPC endpoints, and Route 53 resolver, with Japanese labels and example domain names such as example.com and ec2.internal.

この構成での選択サービス

用途
選択サービス
オンプレミス環境と VPC 環境の名前解決

Amazon Route 53 Resolver

月額合計料金:370.30(USD)

この構成での料金試算例

サービス
項目
数量
単価
料金 (USD)
Amazon Route 53 ホストゾーン

ホストゾーンの個数

1 ホストゾーン

0.50 USD/ホストゾーン

0.50

Amazon Route 53 Resolver

ENI 毎の時間料金

オンプレミスリソースからの DNS クエリ料金

4 ENI x 730 時間 = 2920 (*1)

1200 万クエリ (*2)

0.125 USD/時間

0.40 USD/100 万クエリ

365.00

4.80

  • 東京リージョンのご利用を想定しています。

  • Route 53 Resolver のエンドポイントには、複数の IP アドレスが含まれています。各 IP アドレスは、1 つの Elastic Network Interface (ENI) に対応します。ENI ごとに時間料金が発生します。

  • VPC 内に AD を配置し Route 53 Resolver を参照することで AD ドメインに参加しているサーバーからも同様の名前解決が可能です。

(*1) Multi-AZ を考慮し、Inbound Endpoint / Outbound Endpoint それぞれ 2 つの ENI、合計 4 つの ENI を想定
(*2) 1 日 40 万クエリを想定

※ 2024 年 3 月 6 日時点での試算です