AppStream 2.0 Image Builder が Pending 状態でスタックしている場合のトラブルシューティング方法を教えてください。

最終更新日: 2020 年 6 月 30 日

Amazon AppStream 2.0 Image Builder を起動しようとすると、ステータスが Pending 状態のままで Running 状態に変わりません。この問題を解決する方法を教えてください。 

解決方法

Image Builder とフリートインスタンスが使用可能になり Running 状態に変わるまでには、最大 25 分かかることがあります。25 分経過しても Image Builder のステータスが Pending 状態のままである場合は、次の一般的な原因とトラブルシューティング手順をご参照ください。

Elastic Network Interface が削除またはデタッチされる

ネットワークインターフェイスがないと、Image Builder がスタートアップワークフローを完了できなくなり、ステータスが Pending 状態のままになることがあります。

ネットワークインターフェイスの状態を確認するには、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) コンソールを開き、ナビゲーションペインから [Network Interfaces] を選択します。または、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) で次のコマンドを入力します。

aws ec2 describe-network-interfaces --filters 'Name=description,Values="AppStream 2.0 - image-builder:*'

ネットワークインターフェイスが見つからないかデタッチされている場合は、最後の動作イメージから、または AWS が提供するベースイメージから新しい Image Builder を起動します。

: AWS CloudTrail ログを見れば、eventTime や userIdentity など、ネットワークインターフェイスの削除やデタッチに関連するイベントの詳細を確認できます。

デバイスドライバが競合しているか、不適切である

Image Builder には、すべての必要なドライバがあらかじめインストールされています。ユーザーが競合するドライバや不適切なドライバをインストールした場合、Image Builder は Pending 状態のままになることがあります。

Image Builder にはアクセスできないため、競合しているドライバや不適切なドライバをアンインストールすることはできません。この問題を解決するには、最近のカスタムイメージから、または Amazon が提供するベースイメージのいずれかを使用して、新しい Image Builder を起動します。

ネットワークインターフェイスの制限に達している

アマゾン ウェブ サービス (AWS) アカウントが、リージョンのネットワークインターフェイスの制限に達した可能性があります。制限の詳細と増加のリクエスト方法については、「Amazon VPC のクォータ」をご参照ください。

Sysprep 応答ファイルのカスタマイズの問題

ベストプラクティスは、Sysprep の自動応答ファイルをカスタマイズしないことです。不適切にカスタマイズすると、Image Builder が正しく起動せず、ウェルカム画面でスタックして、Windows の起動プロセスが妨げられる可能性があります。

この問題を解決するには、最近のカスタムイメージから、または Amazon が提供するベースイメージのいずれかを使用して、新しい Image Builder を起動します。

IPv6 が無効である

IPv6 を無効にしてイメージを作成すると、Image Builder は Pending 状態のままになります。この問題を解決するには、最近のカスタムイメージから、または Amazon が提供するベースイメージのいずれかを使用して、新しい Image Builder を起動します。

ベースイメージの互換性

Graphics Design (AMD) ベースイメージを使用して新しい Graphics Pro (NVIDIA) Image Builder を起動していないことを確認します。逆も同様です。詳細については、「AppStream 2.0 base image version history (AppStream 2.0 ベースイメージのバージョン履歴)」をご参照ください。

ポートの可用性

以下のポートを使用してインストールされているアプリケーションがないことを確認します。

  • ストリーミング接続を確立するためのポート 8300 のインバウンド TCP。
  • AppStream 2.0 でストリーミングインスタンスを管理するための、ポート 8000 および 8443 のインバウンド TCP。

詳細については、「Management network interface IP address range and ports (管理ネットワークインターフェイスの IP アドレス範囲とポート)」をご参照ください。

アンチウイルスソフトウェアの例外

アンチウイルスソフトウェアが、Image Builder に必要なファイルとポートをブロックする場合があります。次のフォルダパスに例外を追加することを検討してください。

  • %PROGRAMFILES%\Amazon\*
  • %PROGRAMFILES%\NICE\*
  • %PROGRAMFILES%\nodejs\*
  • %PROGRAMFILES%\Internet Explorer\*
  • C:\Windows\*

上記のフォルダパスは、次のサービスに対応しています。

  • AWSLiteAgent
  • AmazonSSMAgent
  • Ec2Config
  • PhotonAgent
  • PhotonAgentWebServer (ポート 8443 をリッスンします)
  • DcvServer (ポート 8300 をリッスンします)
  • QWAVE

システム環境変数としての AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) 認証情報

AWS CLI 認証情報をシステム環境変数として設定すると、AppStream 2.0 でイメージが作成されない場合があります。フリートインスタンス全体でシステム環境変数を変更する手順については、「Change system environment variables (システム環境変数を変更する)」をご参照ください。

デフォルト言語がサポートされていない言語に変更された

ユーザーは、AppStream 2.0 ストリーミングセッションのデフォルトのリージョン設定 (表示言語など) を構成できます。デフォルトの言語をサポートされていない言語に変更すると、Image Builder は Pending 状態でスタックします。AppStream 2.0 で現在サポートされている言語を確認するには、「Specify a default display language (デフォルトの表示言語を指定する)」をご参照ください。

通知コード (ドメイン結合された Image Builder)

通知を表示するには、AppStream 2.0 コンソールを開き、ナビゲーションペインから [イメージ] を選択します。[Image Builder] タブで、ご利用の Image Builder を選択し、[通知] タブを選択します。詳細については、「Troubleshooting notification codes (通知コードのトラブルシューティング)」をご参照ください。

  • DOMAIN_JOIN_ERROR_NO_SUCH_DOMAIN
    Image Builder インスタンスが Active Directory ドメインに接続できません。これにより、Image Builder は起動ワークフローを完了できません。ネットワーク接続を確保するには、VPC、サブネット、セキュリティグループの設定を確認します。VPC の DHCP オプションセットセクションで、VPC DNS サーバーが正しく設定されていることを確認します。ドメインネームサーバーは通常、ドメインを管理するドメインコントローラーまたは DNS サーバーの IP アドレスに設定されます。詳細については「DHCP オプションセット」をご参照ください。
  • DOMAIN_JOIN_ERROR_FILE_NOT_FOUND
    組織単位 (OU) 識別子名が無効です。AppStream 2.0 コンピュータオブジェクトは組織単位に配置する必要があり、識別子名は OU= で始まる必要があります。詳細については、「Finding the organizational unit distinguished name (組織単位識別子名の検索)」をご参照ください。

ファイアウォールとネットワーク設定 (ドメイン結合された Image Builder)

AppStream 2.0 コンソールを使用して Image Builder に Directory Config オブジェクトを追加する前に、ファイアウォールとネットワーク設定が正しいことを確認します。以下の手順を実行してください。

1.    Image Builder から PowerShell ウィンドウを開き、次のコマンドを実行します。

Test-NetConnection -ComputerName yourdomain.exampleco.com -Port 389 -InformationLevel "Detailed"
Test-NetConnection -ComputerName yourdomain.exampleco.com -Port 88 -InformationLevel "Detailed"
Test-NetConnection -ComputerName yourdomain.exampleco.com -Port 53 -InformationLevel "Detailed"

2.    各コマンドの出力について、TcpTestSucceeded が True であることを確認します。これは、ドメインに参加するために必要なポートに到達できることを示します。詳細については、「Test-NetConnection」をご参照ください。

3.    同じ PowerShell ウィンドウから Resolve-DnsName コマンドを実行して、ドメイン名を検索できることを確認します。

Resolve-DnsName -Name yourdomain.exampleco.com

または、Microsoft PortQryUI ツールをダウンロードして実行し、必要なすべてのポートを検証します。

新しいコンピュータオブジェクトが作成されない (ドメイン結合された Image Builder)

Active Directory で、正しい組織単位 (OU) で新しいコンピュータオブジェクトが作成されたかどうかを確認します。

新しいオブジェクトがある場合、Image Builder インスタンスは間もなく利用可能になります。

コンピュータオブジェクトが作成されていない場合、Image Builder は Pending 状態となります。この問題をトラブルシューティングするには、必要なすべてのサービスアカウントのアクセス許可が付与されていることを確認します。次に、AppStream 2.0 Directory Config オブジェクトの次のディレクトリ設定の詳細が正しいことを確認します。

  • ディレクトリ名 (ディレクトリの完全修飾ドメイン名)
  • サービスアカウントのユーザー名とパスワード
  • 組織単位 (OU) 識別名

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