オンデマンドインスタンスの EC2 vCPU 制限引き上げリクエストを計算する方法を教えてください。

最終更新日: 2020 年 2 月 11 日

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) オンデマンドインスタンスの制限の引き上げをリクエストすることを考えています。EC2 vCPU の制限引き上げの計算方法を教えてください。

簡単な説明

EC2 vCPU の制限引き上げは vCPU 値として送信されます。引き上げをリクエストするには、まずオンデマンドインスタンスが使用する vCPU の数を決定します。vCPU 制限見積もりツールを使用すると、vCPU ベースの制限に対して現在使用している vCPU の数を測定し、適切なサービス制限の引き上げのリクエストを判断できます。サービス制限リクエストは、vCPU 制限見積もりツールから直接作成できます。

解決方法

  1. Amazon EC2 コンソールにサインインします。
  2. vCPU の引き上げをリクエストする AWS リージョンを選択します。
  3. (オプション) 既に実行中のインスタンスを表示するには、EC2 ダッシュボードの [Resources] で [Running instances] を選択します。
  4. [Limits]、[Calculate vCPU limit] の順にクリックし、vCPU 制限見積もりツールにアクセスします。
  5. [Add instance type] をクリックします。
  6. [Instance type] で、ドロップダウンメニューから使用可能なインスタンスタイプを選択します。
  7. [Instance count] で、ステップ 6 で選択したタイプの新しいインスタンスの数を入力します。
  8. 必要に応じて、インスタンスタイプの追加を続けます。
  9. [Limits calculation] を確認します。[New limit] が [Current limit] を超えている場合は、[Request limit increase] をクリックして、サービスの制限引き上げリクエストを送信します。[New limit] フィールドの値は、リクエストする必要がある vCPU の量です。

計算の例

注: これらの計算には vCPU 制限見積もりツールを使用できます。

シナリオ 1: 現在 G ファミリーインスタンスを実行していないため、3 つの g4dn.xlarge インスタンスを起動したい。

現在の vCPU 制限は Running On-Demand All G instances=8 vCPU です。

g4dn.xlarge インスタンスのフットプリントは 4 vCPU です。アカウントでは 8 個の G インスタンス制限に基づいて、既に 2 つの g4dn.xlarge インスタンスを実行できます。

このシナリオでは、12 個の vCPU (3*4) の vCPU サービス制限引き上げリクエストを送信します。リクエストを次のようにフォーマットします。

Limit type: EC2 インスタンス
Region: 米国西部
Primary Instance Type: Running On-Demand All G インスタンス
New limit value: 12

注: [Region] は制限の引き上げをリクエストするリージョンに置き換えてください。

シナリオ 2: 現在 64 個の vCPU 相当のインスタンスを実行しており、2 つの m5.2xlarge インスタンスタイプと 2 つの m4.10xlarge インスタンスタイプを追加して起動したい。

現在の vCPU 制限は、Running On-Demand All Standard (A, C, D, H, I, M, R, T, Z) インスタンス = 64 vCPUです。

起動するインスタンスタイプはいずれも、「All Standard (A, C, D, H, I, M, R, T, Z) インスタンス」の制限に含まれます。これらのインスタンスタイプの使用量は、まとめて追加され、1 つの制限が管理します。インスタンスから vCPU への変換レートは次のとおりです。

  • *.2xlarge インスタンス = インスタンスあたり 8 vCPU
  • *.10xlarge インスタンス = インスタンスあたり 40 vCPU。

[2*8] + [2*40] = 96 で、アカウントで既に 64 個相当の vCPU を実行している場合は、96 個の vCPU が追加で必要です。

このシナリオでは、160 個の vCPU (64 + 96) かそれ以上の vCPU サービス制限引き上げリクエストを送信します。リクエストを次のようにフォーマットします。

Limit type: EC2 インスタンス
Region: 米国西部
Primary Instance Type: Running On-Demand All Standard (A, C, D, H, I, M, R, T, Z) インスタンス
New limt value: 160

注: [Region] は、制限の引き上げをリクエストしているリージョンに置き換えます。

シナリオ 3: より強力なインスタンスタイプをテストしたいが、どのインスタンスが必要かわからない。インスタンスを決定する前に調整を加える必要があるため、サービス制限引き上げリクエストには柔軟性がある必要があります。

現在の vCPU 制限は Running On-Demand All P インスタンス = 64 vCPU です。

ファミリー内のインスタンスの vCPU は、サイズに応じて 1~128 個の vCPU の範囲にあります。vCPU の制限内にある限り、vCPU の制限により、1 つのインスタンスタイプから開始し、新しい制限の引き上げを送信せずに別のインスタンスタイプに切り替えることができるといった融通性が得られます。

たとえば、P インスタンスタイプの組み合わせをリクエストできます。

  • p3.2xlarge インスタンス 5 個、インスタンスあたり 8 vCPU = 40 vCPU
  • 最大の P ファミリーインスタンスタイプの 1 つ、p3dn.24xlarge、インスタンスあたり 96 vCPU = 96 vCPU

このシナリオでは、柔軟性を維持しながら制限リクエストを小さく抑えるため、136 vCPU (40 + 96) のリクエストを送信します。リクエストを次のようにフォーマットします。

Limit type: EC2 インスタンス
Region: 米国西部
Primary Instance Type: Running On-Demand All P インスタンス
New limit value: 136

注: [Region] は制限の引き上げをリクエストするリージョンに置き換えてください。

制限の引き上げリクエストの処理を合理化するには、リクエストフォームの [Use case description] (ユースケースの説明) セクションに、特定のインスタンスタイプ (p3.8xlarge または p3dn.24xlarge など) を含め、異なるインスタンスを並列に使用するか、一度に 1 つずつ使用するかを確認します。


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