Route 53 を使用して、自分のドメインで DNSSEC を有効にし、DS レコードを登録するにはどうすればよいですか?
最終更新日: 2022 年 3 月 8 日
レジストラを通じて、Amazon Route 53 を使用して登録された自分のドメイン用に Domain Name System Security Extensions (DNSSEC) を有効にしたいと考えています。
簡単な説明
Route 53 を使用して登録されたドメインで DNSSEC を有効にするには、ドメイン名を管理するレジストラを通じて Delegation Signer (DS) レコードを登録する必要があります。
重要: ドメインがセカンドレベルドメイン (SLD) の場合は、「Route 53 または別のレジストラで登録されたサブドメインの DNSSEC を設定するにはどうすればよいですか?」を参照してください。
解決方法
注: AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) コマンドの実行中にエラーが発生した場合は、最新の AWS CLI バージョンを使用していることを確認してください。
1. 親ホストゾーンが [SIGNING] ステータスであることを確認します。
2. AWS CLI で、get-dnssec コマンドを使用して、親ホストゾーンのキー署名キー (KSK) パブリックキーと DS レコードを取得します。get-dnssec コマンドの出力例:
$ aws route53 get-dnssec --hosted-zone-id Zxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
{
"Status": {
"ServeSignature": "SIGNING"
},
"KeySigningKeys": [
{
"Name": "forKnowledgeCenter",
"KmsArn": "arn:aws:kms:us-east-1:nnnnnnnnnnnn:key/4a7a9720-91b5-49d5-8069-79634593a1b9",
"Flag": 257,
"SigningAlgorithmMnemonic": "ECDSAP256SHA256",
"SigningAlgorithmType": 13,
"DigestAlgorithmMnemonic": "SHA-256",
"DigestAlgorithmType": 2,
"KeyTag": 1101,
"DigestValue": "000E2A1C338464CD62AB72843612660CEF8E1FB2F221555DB4E31F1FBD14DD5F",
"PublicKey": "ELfupc8RXEcoLl8AZiDX6LOInJMc1h7MDnuIEAWzJIG6vOB0QAOfRzFHT15WwGzXPZKqrTkSSTm+CSQlIfCWbg==",
"DSRecord": "1101 13 2 000E2A1C338464CD62AB72843612660CEF8E1FB2F221555DB4E31F1FBD14DD5F",
"DNSKEYRecord": "257 3 13 ELfupc8RXEcoLl8AZiDX6LOInJMc1h7MDnuIEAWzJIG6vOB0QAOfRzFHT15WwGzXPZKqrTkSSTm+CSQlIfCWbg==",
"Status": "ACTIVE",
"CreatedDate": "2020-12-21T13:11:47.974000+00:00",
"LastModifiedDate": "2020-12-21T13:11:47.974000+00:00"
}
]
}
KSK パブリックキーと DS レコードを親ホストゾーンに登録するには、次の手順を実行します。
レジストラが Route 53 の場合は、KSK パブリックキーと DS レコードを Route 53 ドメインに登録します。
1. Route 53 コンソールを開きます。
2. ナビゲーションペインで、[Registered domains] (登録済みドメイン) を選択します。
3. 「DNSSEC 署名を有効にし、信頼チェーンを確立します」の手順に従います。
注:
- API:AddDnssec は AWS マネジメントコンソールでのみサポートされています
- キータイプ: 257 - KSK を選択します
- アルゴリズム: 13 - ECDSAP256SHA256 を選択します
レジストラが Route 53 でない場合は、KSK パブリックキーと DS レコードをレジストラに登録します。ドメインレジストラは、パブリックキーとアルゴリズムを最上位ドメイン (TLD) のレジストリに転送します。DS レコードは KSK パブリックキーのダイジェストであることに注意してください。