AWS Service Management Connector for Jira Service Desk を使用して、ソリューションをデプロイするロールを設定するにはどうすればよいですか?

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AWS Service Management Connector を設定して、Jira Service Desk エンドユーザーが Atlassian の Jira Service Desk から AWS リソースをプロビジョニングできるようにする方法。

簡単な説明

エンドユーザーが Atlassian の Jira Service Desk から AWS ソリューションをデプロイできるようにするには、管理者は、各 AWS アカウントでベースライン許可を設定する必要があります。これは、AWS 商用リージョンまたは AWS GovCloud (米国西部) AWS リージョンのいずれかのために AWS CloudFormation テンプレートをデプロイすることによって実現できます。

注: 次のステップでは、Jira に AWS Service Management Connector for Jira Service Desk がインストール済みであることを前提としています。

解決方法

ベースラインアクセス許可用に AWS CloudFormation テンプレートをデプロイする

  1. AWS 商用リージョンまたは AWS GovCloud (米国西部) リージョンの AWS CloudFormation テンプレートをダウンロードします。テンプレートをダウンロードするには、「Baseline permissions」(ベースライン許可) を参照してください。その後、Connector for Jira Service Desk v1.5.0 - AWS Commercial Regions または Connector for Jira Service Desk v1.5.0 - AWS GovCloud West Region をダウンロードします。
  2. AWS CloudFormation コンソールを開き、[Create Stack] (スタックの作成) をクリックします。
  3. [Specify template] (テンプレートの指定) セクションの [Template source] (テンプレートソース) で、[Upload a template file] (テンプレートファイルのアップロード) を選択します。
  4. [Upload a template file] (テンプレートファイルのアップロード) で、[Choose file] (ファイルの選択) をクリックし、ステップ 1 でダウンロードしたテンプレートファイルのパスを指定します。
  5. [Next] (次へ) をクリックします。
  6. [Specify stack details] (スタックの詳細を指定) ページの [Stack name] (スタック名) で、スタック名 (JSDConnectorStack など) を入力します。
  7. AWS CloudFormation StackSets を使用して製品を起動するかどうかに応じて、[Parameters] (パラメータ) セクションの [Roles] (ロール) で、[Enable Stack Set roles] (スタックセットのロールを有効にする) オプションについて [true] または [false] を選択します。
    注: [Roles] (ロール) の値は [false] に設定したままにしておくことができます。AWS CloudFormation StackSet の管理ロールと実行ロールを既に作成している場合、または AWS CloudFormation StackSets で製品を起動する予定がない場合は、これを実行します。
  8. [Configure stack options] (スタックオプションの設定) ページで、[Next] (次へ) を選択します。
  9. [Review] (レビュー) ページで、[I acknowledge that AWS CloudFormation might create IAM resources with custom names] (AWS CloudFormation によって IAM リソースがカスタム名で作成される場合があることを承認します。) のチェックボックスをオンにします。
  10. [Create Stack] (スタックの作成) を選択します。
  11. スタックが [CREATE_COMPLETE] 状態になったら、スタックを選択し、[Outputs] (出力) タブを選択します。これを実行すると、SCEndUser および SCSyncUser AWS Identity and Access Management (IAM) ユーザーのアクセスキーと対応するシークレットキーが表示されます。
    注: これらのキーは、後で Jira Service Desk からコネクタを設定するために必要になります。

Jira Service Desk で AWS アカウントとリージョンを設定する

重要: 次のステップは、Jira Service Desk Server および Data Center のバージョンを対象としています。これらは Jira Service Desk でサポートされるバージョンとリリースで参照されています。Jira Service Desk Cloud の対応するステップについては、Jira Service Desk Support ウェブサイトの「Integrate Jira Service Desk Cloud with AWS Service Catalog」(Jira Service Desk Cloud を AWS Service Catalog と統合する) を参照してください。

  1. Jira Service Desk で、Jira 管理アイコンを選択し、[Manage apps] (アプリを管理) を選択します。
  2. ナビゲーションペインの [AWS SERVICE CATALOG] セクションで、[AWS accounts] を選択します。
  3. [Connect new account] を選択します。
  4. 接続先の AWS アカウントのエイリアスを指定します。
  5. AWS CloudFormation スタックで前に作成した SCSyncUser および SCEndUser に対応するアクセスキーとシークレットキーを入力します。
    注意: AWS CloudFormation コンソールでアクセスキーとシークレットキー値を確認するには、スタックを選択し、[Outputs] (出力) タブを選択します。
  6. Jira Service Desk で利用できるようにする AWS Service Catalog の製品とポートフォリオを含む AWS リージョンを追加します。
  7. 設定を検証するには、[Test Connectivity] を選択します。
  8. 正常な接続を確立した後にアカウント接続を保存するには、[Connect] を選択します。

接続の問題のトラブルシューティング

接続テストが失敗した場合、次のいずれかのエラーが発生する可能性があります。

  • **「Unable to access products as admin, with SC Sync User.」(SC Sync User を使用して、管理者として製品にアクセスできません。)**このエラーは、SC Sync User 用に入力された認証情報に、アカウントの Service Catalog の詳細にアクセスするために必要な許可が含まれていないことを示します。このエラーを解決するには、SC Sync User のアクセスキーが SC End User のアクセスキーと一致していることを確認します。また、それらが AWS CloudFormation スタックの [Outputs] (出力) タブにあるアクセスキーリストに対応していることを確認します。
  • **「Unable to retrieve basic account ID info for SC Sync User or SC End User.」(SC Sync User または SC End User の基本アカウント ID 情報を取得できません。)**このエラーは、SC Sync User または SC End User が IAM で認証できないことを示します。この問題を解決するには、ユーザーアクセスキーが正しく入力されていることを確認します。また、ユーザーアクセスキーが IAM で置き換えられたり、取り消されたりしていないことを確認します。

関連情報

What is AWS Service Management Connector? (AWS Service Management Connector とは)

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AWS公式更新しました 1年前
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