Amazon EC2 インスタンスのリタイアがスケジュールされているときに知っておく必要のあることはありますか?

最終更新日: 2020 年 4 月 20 日

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスのリタイアがスケジュールされています。これはどういう意味ですか ?

簡単な説明

お客様のインスタンスをホストしているインフラストラクチャにおいて、アマゾン ウェブ サービス (AWS) が回復不可能な障害を検出した場合、EC2 インスタンスのリタイアがスケジュールされます。

リタイアのスケジュールにつながる可能性のある問題は以下のとおりです。

  • 回復不可能で、ソフトウェアの置き換えが必要なソフトウェア関連の問題。
  • 電源、ハードディスク、その他のサーバーコンポーネントなどの、交換が必要なハードウェアの動作不良。

注意: スケジュールされたイベント時刻まで、リタイアの通知が Personal Health Dashboard に表示されることがあります。Amazon EC2 コンソールの [スケジュールされたイベント] で、インスタンスにスケジュールされたイベントを確認することもできます。または、次のコマンドを使用して、インスタンスにスケジュールされたイベントを確認することもできます。

AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) から

describe-instance-status

AWS Tools for Windows PowerShell から

Get-EC2InstanceStatus

解決方法

インスタンスのリタイア日前に実行するアクション

インスタンスのリタイア日前に、任意のタイミングでインスタンスを停止および起動する必要があります。インスタンスを停止および起動すると、インスタンスは別の正常なホストに移動します。

警告: インスタンスを停止する前に、以下の点に注意してください。

  • Elastic IP アドレスを使用していない場合、インスタンスを停止するとパブリック IP アドレスが解放されます。
  • このインスタンスにインスタンスストアボリュームがある場合、インスタンスが停止すると、そのインスタンスのデータはすべて失われます。詳細については、インスタンスストアボリュームをアタッチしたインスタンスの停止についてのセクションを参照してください。
    注意 (Windows のみ): インスタンスストアボリュームは、インスタンスの [マイコンピュータ] で「一時ストレージ」とラベル付けされます。
  • インスタンスのシャットダウン動作が [Terminate] に設定されている場合、インスタンスは停止時に削除されます。
  • インスタンスが Amazon EC2 Auto Scaling グループの一部である場合、またはインスタンスが AWS Auto Scaling を使用するサービス (Amazon EMR、AWS CloudFormation、AWS Elastic Beanstalk など) によって起動された場合には、インスタンスを停止するとインスタンスが削除される場合があります。このシナリオでインスタンスが削除されるかどうかは、Auto Scaling グループのインスタンススケールイン保護の設定によって異なります。インスタンスが Auto Scaling グループの一部である場合は、解決手順を実施する前に、インスタンスを一時的に Auto Scaling グループから削除してください。
  • AWS では、オンデマンドインスタンスのキャパシティーの可用性が保証されないことにご注意ください。オンデマンドインスタンスのキャパシティーは動的に変化するため、停止したインスタンスを起動しようとした際に InsufficientInstanceCapacity エラーが発生することがあります。オンデマンドキャパシティー予約を利用して、このエラーを回避することができます。

予期しないダウンタイムやデータ損失を防ぐには、インスタンスのリタイア日前に、準備のためのアクションを実行します。実行するアクションは、インスタンスのルートデバイスのタイプによって異なります。詳細およびインスタンスルートデバイスが Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームであるかインスタンスストアボリュームであるかを判断するには、以下を参照してください。

EBS-backed インスタンスの停止と起動

インスタンスのリタイア通知を受信したとき、基盤となるホストはすでにハードウェアにおけるインスタンスの追加起動をブロックする状態になっています。停止および起動の操作によって、インスタンスが新しい基盤となるハードウェアに移動するため、これ以上のアクションを実行する必要はありません。データの損失を心配する必要もありません。EBS ボリュームに保存されたデータは、インスタンスを停止および再起動しても保持されます。

基盤となるハードウェアの劣化が原因で、EBS-backed インスタンスが停止状態でスタックすることがあります。コンソールまたは AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI) を使用して、インスタンスを強制的に停止することができます。このアクションには最長 10 分かかることがあります。詳細については、「インスタンスの停止に関するトラブルシューティング」を参照してください。

インスタンスストアボリュームがアタッチされたインスタンスの停止

インスタンスストアボリュームに保存されたデータは、インスタンスが停止すると失われます。データの損失を防ぐには、リモートデスクトッププロトコル (RDP) を使用してインスタンスに接続します。次に、インスタンスストアボリュームにあるデータを、アタッチされた EBS ボリュームに移動します。詳細については、「インスタンスストアの存続期間」を参照してください。インスタンスルートデバイスがインスタンスストアボリュームである場合、インスタンスは停止時に削除され、再度使用することはできません。

耐障害性を確保できる構築の方法

耐障害性を構築することにより、適切なアーキテクチャでダウンタイムを短縮または排除します。詳細については、AWS Well-Architected を参照してください。

リタイアの日付より前に、インスタンスにアクセスできなくなる場合

多くの場合、インスタンスのリタイアは、ソフトウェアまたはハードウェアの予期しない障害が原因です。このため、スケジュールされたリタイアの前に、基盤となるホストがアクセス不能になる事があります。AWS は、指定された日までの間、インスタンスをアクセス可能な状態に保とうとします。場合によっては、ホストの機能を回復できることもあります。

インスタンスを停止および起動することで、インスタンスを新しい正常なホストに移行することができます。停止と起動のあと、インスタンスのリタイアは適用されなくなります。以後のアクションは必要ありません。

詳細については、Amazon EC2 が EC2 インスタンスをホストしている基盤となるハードウェアの性能低下を検出したという通知を受け取りました。何かする必要がありますか? をご覧ください。


インスタンスのリタイア (Amazon EC2 Windows インスタンス用ユーザーガイド)

インスタンスのリタイア (Amazon EC2 Linux インスタンス用ユーザーガイド)

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