投稿日: Dec 18, 2013

アマゾン ウェブ サービスが
近日公開予定の中国リージョンについて発表

北京政府および寧夏政府とクラウド コンピューティング サービス構築に関する覚書を締結
躍進する中国ビジネスコミュニティでXiaomi、 Qihoo 360、 TCL、Tiens、NQ Mobile、FunPlus、 Kingsoft、
Mobotap、Papaya Mobileなどがすでに AWSを利用

(米国シアトル、2013 年 12 月 18 日発表) Amazon.com, Inc. (NASDAQ:AMZN)の関連会社である Amazon Web Services, Inc. (AWS)は本日、クラウド コンピューティング サービス プラットフォームの拠点となる中国リージョンにおける近日公開予定の限定プレビューについて発表しました。本リージョンは、アジアパシフィックでは4番目、世界では10番目の拠点となります。2014年前半に予定されている限定プレビューには、選ばれた中国ベースの企業や中国にお客様がいる多国籍企業が招待され、AWS中国リージョンでAWSクラウド サービスを利用開始いただき、彼らのビジネスやアプリケーションをクラウド上で展開いただく予定です。企業および開発者の皆様は本日より、http://www.amazonaws.cn.から中国リージョンにおける限定プレビューに申し込むことが可能です。

AWS Chinaは、中国の法律や規制要件と適合しながら中国のお客様にベストな顧客経験を提供するために、複数のパートナーと協力してクラウドサービスを提供していきます。AWSは、SINNETやChinaNetCenterなど、中国におけるAWSのソフトウェア テクノロジー サービス提供をサポートするために必要なインフラストラクチャ、インターネット接続、およびネットワーク機能といったインターネットデータセンター(IDC)サービスやインターネットサービスプロバイダー(ISP)サービスを提供する、複数の中国プロバイダー企業と協力していきます。

AWSクラウドが中国ビジネスにおけるITの差別化できない重労働作業を不要に

AWS以前の世界では、企業は自分たちでIT基盤構築をしたり、使用するかしないかわからないデータセンター容量を確保するためにベンダーと契約するなど、多額の事前投資が必要でした。この方法では、無駄な容量に投資をするか、企業の成長のペースに十分な容量を確保できているか心配するかのどちらかになります。AWSはビジネスにおけるテクノロジーインフラストラクチャの考え方に変化をもたらしました。AWSを利用すれば企業は事前投資も長期コミットメントもいりません。経費を様々な運営費に利用でき、必要に応じてリソースを増やしたり減らしたりすることがシームレスに行えます。また、運営性能やセキュリティ、および信頼性を犠牲にすることなく、乏しいエンジニアリソースを付加価値のない重労働であるIT運営から完全に自由にすることができるのです。

何千という中国のお客様がすでに米国や欧州、南米、アジアのリージョンからAWSを利用していました。今回の中国リージョンの発表により、これらのお客様が中国国内のインフラ上でアプリケーションを稼働できるため、国内のエンドユーザー様までのレイテンシ―を短縮し中国国内にデータを置きたいという企業の希望に答えることができます。また、お客様はAWSが10年以上に渡り培ってきたソフトウェア技術の革新と、以下のAWS クラウド サービスの幅広い製品群を擁する、世界をけん引するクラウド コンピューティング プラットフォームにアクセスすることができます。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、 Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、 Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、 Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、 Amazon DynamoDB、 Amazon ElastiCache、 Amazon Elastic MapReduce (Amazon EMR)、 Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)、 Amazon CloudWatch、 AWS CloudFormation、 AWS Storage Gateway、 Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)、 Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、 Auto Scaling、 Elastic Load Balancing、 Amazon Glacier、 Amazon Simple Workflow (SWF)、 AWS Identity and Access Management (IAM)、 AWS Management Consoleおよび AWS Premium Support.

AWS シニアバイスプレジデントのアンディ・ジャシーは、「多くの既存および見込み顧客の皆様から、中国にAWSリージョンを作ってほしいという要望を受けていました。中国はAWSにとって重要かつ長期にわたる市場セグメントになります。AWSは中国のお客様やパートナーおよび政府機関と協力することで、小さい会社から大きな企業まで、セキュリティ、可用性、データの堅牢性および信頼性を犠牲にすることなく、革新を起こし、迅速に低コストで地域展開を拡張する支援をできることをうれしく思います。」と述べています。

中国政府組織との協力により中国でのクラウドコンピューティングを加速
本日行った北京でのセレモニーでは、AWS Chinaは北京政府および寧夏地区自治区(Ningxia Hui Nationality Autonomous Region)と覚書を締結しました。この覚書は、中国全土にわたるお客様のために、北京や中国西部の設備やリソースを利用して、高い性能、信頼性および経済性を持つAWSクラウド コンピューティング サービスを構築および展開させていく、双方当事者の意志を表します。

加えて、寧夏地区自治区(Ningxia Hui Nationality Autonomous Region)は、クラウド コンピューティングの利点を最大限活用して同地区の公共サービスの効率性とユーザ体験を向上させるため、公共サービスアプリケーションの支援にAWSクラウドサービスを利用する予定です。

北京および寧夏地区自治区(Ningxia Hui Nationality Autonomous Region)と共に、AWSはクラウドコンピューティングを利用して、中国西部に堅牢なITセクターを構築するための支援を行います。これにより、さらに多くの中国のお客様が既存ビジネスおよび新たなビジネスを成長かつ革新させることができるでしょう。その目標を活性化するために、AWS Chinaは上海嘉定工業区(Shanghai Jiading Industrial Zone)と協力し、AWS Chinaのリソースと上海嘉定工業区(Shanghai Jiading Industrial Zone)から様々な支援を合わせ利用した、中国のスタートアップ企業を支援するインキュベーションプログラムを提供する予定です。AWSは、今後も中国の他の地域におけるインキュベーションプログラムを紹介していく方向です。

寧夏地区自治区(Ningxia Hui Nationality Autonomous Region)Executive Vice ChairmanのYuan Jiajun氏は、「私どもは中華人民共和国工業情報化部(Ministry of Industry and Information Technology)やその他関連する政府機関からのサポートを得て、寧夏とAWSがFront-shop-back-factory モデルを通じてAWSクラウド サービスを中国で開始できることをうれしく思います。これにより、北京や寧夏のデータセンターやリソースをフル活用し、高い信頼性とセキュリティを持つクラウドを数百万の中国内のお客様に提供できるでしょう。AWSの中国拠点が中国のビジネスと中国経済の革新のスピードを向上することを期待しています。」と述べています。

AWSを利用中の中国のお客様がコスト削減、俊敏性向上および世界展開へ
すでにいる数千のお客様の中には、Xiaomi、 Qihoo 360、 TCL、 Tiens、 NQ mobile、 FunPlus、 Kingsoft、 Mobotap、 Hisense、 Light in the Box、 Papaya mobile、 Madhouse、 DerbySoft、 Tap4fun、 DeNA China、 Boyaa interactive、 Huan.tvおよびSungy Mobile Limitedなどがおり、多くの企業は中国リージョンの限定プレビューに参加予定です。

多くの顧客企業に加えて、AWSでは中国において革新的なソリューションやサービスをAWS上に既に構築した活気のあるパートナーエコシステムを保有しています。ChinaNetCenterは、AWS ChinaのContent Delivery Neetwork(CDN) サービスの推奨パートナーです。中国のコンサルティングパートナーとしては、Cloudgo、 Bamboo Cloud、 Bamboo Technologies、 ChinaNetCloud、 およびHitachi Consulting (China)が、テクノロジーパートナーとしては、Neusoft、 Trend Micro、 Madeiraやその他たくさんの会社がAWS Partner Network(APN)のメンバーです。詳細は、: http://aws.amazon.com/cn/partners/overview/ からご覧ください。

AWS, Inc.は、北京に関連会社を有し、企業や政府機関、教育機関、中小企業、スタートアップ企業、および開発者のAWSクラウドサービス利用を支援していきます。

AWSはまた、AWSのグローバルなサポートセンター運営のネットワークの一部分として、テクニカルサポート体制を中国に置き、中国のお客様を中国語で支援します。中国のサポートチームはあらゆるサイズおよび技術レベルの企業でもAWS製品や機能を使えるよう支援します。AWS サポートは、1 対 1 の、迅速なレスポンスを特徴とするサポートチャネルです。経験豊富な技術サポートエンジニアが 1 日 24 時間、年中無休で対応します。

アマゾン ウェブ サービスについて
2006年にスタートしたアマゾンウェブ サービス(AWS)は、企業に対して不可欠なインフラをウェブサービスという方法で提供し始めました。これが今日、「クラウドコンピューティング」という名前で広く知られているものです。クラウドコンピューティング、そしてAWSがもたらすメリットとは、究極的には新しいビジネスモデルによって設備投資費を変動費に転換させる能力です。企業はもはや、何週間も何ヶ月も前からサーバなどのITリソースの購買計画を準備する必要はありません。AWSの利用によって、アマゾンの優れた専門能力と規模の経済効果を生かし、企業は必要なときにリソースを入手し、いち早く、かつ低コストで結果を出すことができます。今日、アマゾン ウェブ サービスは、信頼性と拡張性に富み低コストのインフラプラットフォームをクラウド上に構築し、世界190ヵ国以上の数十万社に及ぶ企業、政府・官公庁、スタートアップ企業のビジネスを支えています。AWSはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)など、30以上の様々なサービスを提供しています。AWSのサービスは、米国、欧州、ブラジル、日本、シンガポール、およびオーストラリアなどのデータセンター拠点を通じて利用可能です。

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
本リリースは、米国1933年証券法第27条Aおよび米国1934年証券取引法第21条Eに規定される意味においての「将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)」に該当する記述が含まれています。実際の業績は経営予想と大きく異なる可能性があります。これら将来予想に関する記述は様々なリ スクおよび不確定要因により実績と異なる可能性があり、それらリスクおよび不確定要因には、競争、成長の管理、新たな商品、サービスおよび技術、営業結果 の変動可能性、国際的拡大、訴訟等法的手続および申し立ての結果、配送センターの最適化、季節的要因、取引契約、買収および戦略的提携、外国為替相場、システム中断、在庫、政府規制と課税、支払いならびに不正行為などが含まれます。その他Amazon.comの業績に影響する可能性のある事項については、最新のForm 10-Kのアニュアルレポートおよびそれ以降の提出文書など、同社が米国証券取引委員会(SEC)に提出している文書にも記述されています。

報道関係からのお問い合わせ先

野見山 祐子 PRマネージャー Amazon Web Services
Email: yukotac@amazon.co.jp