投稿日: Oct 12, 2016

Amazon ElastiCache が Redis 3.2.4 使用の Redis クラスターをサポートするようになりました。Redis クラスターでは、最大 3.5TiB のインメモリ容量で Redis ワークロードを実行できるほか、1 秒ごとに読み取り最大 2000 万回、書き込み最大 450 万回までサポートすることが可能です。また、フェイルオーバータイムにかかる時間が 4 倍も速くなったほか、Amazon による Redis エンジンの機能強化も含まれています。これは安定性と堅牢性を向上させながらオープンソース Redis との互換性も維持するために ElastiCache で実行しているエンジンです。Amazon のフルマネージド Redis サービスは、更新済みの AWS CloudFormation サポートや使いやすいコンソールエクスペリエンス、Redis クラスターレベルのバックアップや復元を提供します。

このお知らせのハイライトは次をご覧ください。

  • Redis クラスターでスケーラビリティと可用性の拡張: Amazon ElastiCache で Redis クラスターのサポート開始したため、シャードされた Redis ワークロード (最大数 15) を簡単に実行できるようになりました。3.5TiB のインメモリ容量、1 秒ごとに読み取り最大 200 万回、書き込み最大 450 万回までサポートすることが可能になりました。シャードクラスターを実行することで、各ノードの障害によるキースペース全体のサブセットへの影響を制限することで可用性を強化することもできます。
  • 堅牢性の高い Redis エクスペリエンス: 従来に比べ高可用性のフェイルオーバータイムにかかる時間を 4 倍も短縮、使用可能メモリの容量を増加、フェイルオーバー機能の向上、スナップショットやレプリカ同期などのイベント時に発生するスワップ使用のリスク軽減など、Amazon による機能強化がこのリリースには含まれています。
  • Redis 3.2 の新しい機能: 今回のリリースで Redis 3.2 の新しい機能強化もご活用いただけます。Redis 3.2 には小さな整数を大量に収集したメモリ効率が高いビットマップの Bitfield や、緯度や経度と半径を管理するための Geo コマンドといった機能が含まれています。
  • ユーザビリティの改善: AWS マネジメントコンソールは Redis クラスター管理の新しいワークフロー、よりシンプルな用語、その他複数の改善点を施したユーザビリティを提供しています。各シャードに 0 以上のリードレプリカがあるシャードで形成した Redis クラスターを数回のクリックで作成することができます。このリリースに含まれている機能は AWS CloudFormation でサポートされています。

こうした機能は世界中のすべてのリージョンで ElastiCache ユーザーを対象に、オープンソース Redis の互換性を維持しながら追加料金なしでご提供しています。

詳細については Jeff Barr のブログをご覧ください。AWS マネジメントコンソールから、わずか数回のクリックでご利用を開始できます。