投稿日: Nov 28, 2017
Amazon EC2 Spot では、中断が発生した場合に Amazon EBS-backed インスタンスを休止できるようになりました。容量が利用可能になると、Spot は休止した状態からインスタンスを再開することでリクエストを満たすことができます。休止はノートパソコンの蓋を閉じて開くようなものであり、アプリケーションは作業を中断した状態から再開できます。
Spot は、休止の際に EBS ルートボリュームと、その他のアタッチされた EBS データボリュームをセッション中に保持します。さらに、メモリ (RAM) のデータも EBS ルートボリュームに保存されます。EBS ルートボリュームは、再起動時に RAM のコンテンツを含めて以前の状態から復元されます。以前にアタッチされたデータボリュームは再アタッチされ、インスタンスはそのインスタンス ID を保持します。インスタンスが休止している間、インスタンスの使用量が請求されることはありません。ストレージは標準の EBS ストレージレートで請求されます。休止したインスタンスを削除するには、いつでも入札をキャンセルできます。
この機能は Amazon Linux、Ubuntu、Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行している、メモリ (RAM) が 100 GB 未満の C3、C4、M4、R3、R4 ファミリーのすべてのインスタンスタイプで動作し、EC2 休止エージェントでサポートされます。M3、C5、M5 ファミリーは、間もなくサポートされるようになります。フリートオプションの「維持」を有効にした持続するスポットリクエストとスポットフリートで、この機能を使用することができます。この機能は、インスタンスの状態 (メモリ/RAM の状態は除く) を保持できる「停止/開始」機能に追加されます。
スポットリクエストの休止の有効化の詳細については、スポットの休止について参照してください。