投稿日: Nov 29, 2017
Amazon EC2 では、異なる AWS リージョンの Virtual Private Cloud (VPC) 間でピアリング関係を確立できるようになりました。リージョン間 VPC ピアリングを利用すると、異なる AWS リージョンで実行されている EC2 インスタンス、RDS データベース、Lambda 関数などの VPC リソースが、ゲートウェイ、VPN 接続、または個別のネットワークアプライアンスを必要とせずに、プライベート IP アドレスを使用して互いにやり取りできます。
また、リージョン間 VPC ピアリングを利用すると、シンプルで費用対効果の高い方法により、リージョン間でリソースを共有したり、地理的な冗長性のためにデータをレプリケートしたりできます。リージョン間 VPC ピアリングは、スケールアウト/インが可能で冗長性と高可用性を兼ね備えたテクノロジーに基づいており、単一障害点や帯域幅ボトルネックなしに、リージョン間のトラフィックを暗号化します。リージョン間 VPC ピアリングを利用するトラフィックは、常にグローバル AWS バックボーンにとどまり、パブリックインターネットを通過することがないため、一般的なエクスプロイトや DDoS 攻撃などの脅威を軽減できます。
リージョン間 VPC ピアリングを介して転送されるデータに対しては、標準のリージョン間データ転送料金がかかります。
リージョン間 VPC ピアリングは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の各 AWS リージョンで利用可能です。他のリージョンでも、まもなく利用可能になります。
詳細については、Amazon VPC ピアリングのドキュメントをご覧ください。