投稿日: Nov 21, 2017
本日より、AWS Mobile にウェブおよび React Native の第一級のサポートが追加され、JavaScript (JS) 開発者がクラウド対応アプリを簡単に開発できるようになりました。以前は、ウェブおよび React Native の開発者は、プラットフォームの操作を開始するだけでも AWS コンソールで手動でサービスを設定し、ベース SDK をダウンロードして、ドキュメントを読む必要がありました。本日のローンチにより、JS の開発者はユーザーサインイン、ストレージ、サーバーレス API などの主要アプリ機能を、再設計されたコンソールと新しい AWS Mobile CLI を使用して非常に簡単に設定できるようになりました。
再設計されたコンソールによって、プロジェクトで 4 つの異なるアプリプラットフォームをバックエンドに定義できるようになりました。つまり、開発者はユーザーサインインなどのバックエンド機能を 1 回設定するだけで、それを iOS、Android、ウェブ、および React Native アプリに統合できます。これらをすべてコンソールで行うことができます。開発者は、高品質のアプリ構築により時間をかけ、バックエンドの作成時間は減らしたいと思うものです。これをより簡単に行うために、コンソールにステップバイステップのウィザードを導入しました。ユーザーはこれに従って、アプリを AWS のバックエンドに正しく統合できます。さらに、Higher Order Components (HOC) が Amplify ライブラリに追加されたため、ユーザーは 2 ～ 3 行のコードを書くだけで開始できます。たとえば、ウェブアプリの開発者は 2 行のコードでユーザーサインイン UI をアプリに追加できます。
開発者が新規プロジェクトをゼロから開始する場合は、スターターキットにクラウド対応済みの完全に機能するアプリが用意されています。1 回のクリックで、スタータープロジェクトを作成できます。バックエンドリソースが自動的に設定されるほか、サンプルのクライアントコードが提供されるため、1 行もコードを書かずにクラウドアプリをすぐに起動して実行できます。
また、開発者は Mobile Hub でホストされるウェブアプリのパフォーマンステストを実際のデバイスで実行できます。アプリがアプリストアにリリースされる前に、ウェブアプリ開発者はモバイルエミュレーターでしかアプリを実行できないことがよくあります。今回、単一の CLI コマンドを使用して、開発者がそのウェブアプリを AWS の Device Farm にある iOS または Android デバイスのフリートに発行できるようになりました。ウェブアプリを iPhone 8 や Pixel 2 など多数のデバイス上で実行して、アプリのパフォーマンスに関する実際のインサイトや、Time to First Meaningful Paint や Time to First Byte などのメトリクスを取得できます。さらに、異なる画面サイズや OS バージョンでのアプリの外観のスクリーンショットが提供されるため、開発者はリリース前にレイアウトの問題を判別できます。
機能強化の詳細については、再設計されたコンソールにログインしてください。
AWS Mobile Hub を使用して、プロジェクトのリソースを作成するリージョンを選択できます。AWS リージョンの詳細については、「リージョンとエンドポイント」を参照してください。