投稿日: Mar 1, 2018
Amazon CloudWatch でバッチコンピューティングワークロードを実行するイベントターゲットとして AWS Batch を使用できるようになりました。Amazon CloudWatch Events を使用すると、AWS リソースの変更がほぼリアルタイムで通知されるため、アプリケーションの可用性の問題や、パフォーマンスまたはセキュリティに影響する可能性のある設定の変更にすばやく対応できます。必要な操作は、ルールを記述して、アプリケーションでの目的のイベントと、イベントにルールが一致した場合に自動的に実行するアクションを指定することのみです。たとえば、AWS Lambda 関数を呼び出す、Amazon SNS トピックを通知する、毎時間 Amazon EBS Volumes のスナップショットを取得する、あるいは間隔を 1 分間に変更するなど、様々な操作を行えます。AWS Batch は完全マネージド型サービスで、自動的にコンピューティングリソースを取得し、送信されたジョブのボリュームとリソースの要件に応じてワークロードの分散を最適化します。これはバッチコンピューティングソフトウェアのインストールや管理の必要性を取り除きます。バッチジョブを保存したり実行したりするために作成した AWS リソース (EC2 インスタンスなど) に対してのみ料金が発生します。
Amazon CloudWatch Events ルールを作成し、AWS Batch ジョブ ARN を指定することで、ターゲットとして AWS Batch を追加できます。このルールがイベントに一致すると、Batch 送信ジョブ API を呼び出してジョブを開始します。たとえば、イベントパターンへの応答として、または Amazon CloudWatch Events を使用するイベントで AWS Batch にジョブを送信できます。イベント駆動型バッチのワークロードには、Amazon CloudWatch を利用するワークアラウンドとして、この機能の前に AWS Lambda などのサービスを使用する必要がありました。この機能は、AWS Batch が提供されているすべての AWS パブリックリージョンで利用できます。