投稿日: Jul 25, 2018
Amazon EC2 R5 インスタンスでは、Intel Xeon Platinum 8000 シリーズプロセッサが使用されており、すべてのコアの周波数を最大 3.1 GHz で持続させることができます。R4 インスタンスと比較して vCPU が最大 50%、メモリが最大 60% 多く設定されています。また、R4 インスタンスと比較して vCPU あたりのメモリが 5% 増加し、GiB あたりの料金が 10% 低くなっています。R5 インスタンスは、高性能データベース、分散インメモリキャッシュ、インメモリデータベース、ビッグデータ分析などのアプリケーションに最適です。
このインスタンスは、EC2 の新しい Nitro システムが採用された最初のメモリ最適化インスタンスです。このシステムでは専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーが組み合わされており、ホストハードウェアの実質的にすべてのコンピューティングリソースとメモリリソースをお客様のインスタンスで利用できるようになります。最大サイズの R5 インスタンスでは 768 GiB のメモリを利用でき、アプリケーションをスケールアップするために使用するインスタンス数が少なくて済みます。R5 インスタンスでは、R4 と比較して CPU パフォーマンスが最大 20% 向上しており、新しい AVX-512 命令がサポートされています。また、EBS 最適化バーストもサポートされており、小さいサイズ (最大 3.5 Gbps) で大きなピークスループットを実現できます。このため、お客様は、メモリとコンピューティングの要件に基づいてインスタンスのサイズを選択することにより、コストを削減しつつ、必要な EBS スループットを実現できます。さらに、新たにリリースされた R5d インスタンスでは、NVMe ベースの SSD を使用したローカルストレージを最大 3.6 TB まで利用できます。
サードパーティのハイパーバイザーで実行されているワークロードを EC2 へシームレスに移行するため、今後数週間のうちに R5 ベアメタルインスタンスをリリースする予定です。
Amazon EC2 R5 インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の各 AWS リージョンで利用できます。ローカルストレージを備えた R5d インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン) の各 AWS リージョンで利用できます。R5 インスタンスと R5d インスタンスの詳細については、Amazon EC2 R5 インスタンスを参照してください。