投稿日: Nov 20, 2018
本日から Amazon CloudFront ディストリビューションの Origin Failover を有効にして、エンドユーザーに配信されるコンテンツの可用性を向上させることができます。
CloudFront の Origin Failover の機能を使用すると、プライマリオリジンが利用できないことを CloudFront が検出した場合、セカンダリオリジンからコンテンツが提供されるように、プライマリとセカンダリの 2 つのオリジン を設定できます。CloudFront では、カスタムエラーページを設定したり、オリジンを利用できない場合に Lambda @ Edge でリダイレクトを生成したりすることができるようになっています。Origin Failover では、AWS オリジンまたは非 AWS カスタム HTTP オリジンの組み合わせの間でフェイルオーバーロジックを簡単に設定できるため、視聴者が体験するレイテシーを最小限に抑えられます。たとえば、オリジンとして 2 つの Amazon S3 バケットを使用することで、別々にコンテンツをアップロードすることができます。CloudFront がプライマリバケットから 要求するオブジェクトが存在しない場合やプライマリバケットへの接続がタイムアウトした場合、CloudFront はセカンダリバケットからオブジェクトを要求します。HTTP 4xx または 5xx のステータスコードのいずれかに応じてフェイルオーバーをトリガーするように CloudFront を設定できます。
この機能は追加料金なしで使用できます。CloudFront で Origin Failover がどのように機能するのか詳細については開発者ガイドを参照してください。また使用を開始するにはウェブページを参照してください。