ログインノードが強化された AWS ParallelCluster 3.11 が利用可能に
このたび、AWS ParallelCluster 3.11 の一般提供を開始しました。このリリースの主な機能には、ログインノードでの NICE DCV とカスタムアクションスクリプトのサポートが含まれます。カスタムアクションスクリプトを使用すると、追加ソフトウェアのインストール、設定の構成、カスタムコマンドなど、特定の組織のニーズに合わせてログインノードの設定と構成を自動化できます。カスタムアクションスクリプトを S3 バケットにアップロードし、ParallelCluster YAML 設定ファイルにパスを指定して追加します。今回のリリースには、他にも以下のような重要な機能があります。
- pyxis と enroot のサポートにより、コンテナイメージの管理を簡素化し、Slurm を使用してコンテナベースの HPC と ML/AI ワークロードを効率的に実行できます。
- 複数のログインノードプールをサポートし、各プールのログインノードを、特定のユースケースに最適な特定の Amazon EC2 インスタンスタイプに設定できます。
今回のリリースの詳細については、AWS ParallelCluster 3.11.0 のリリースノートを参照してください。
AWS ParallelCluster は全面的なサポートとメンテナンスが提供されているオープンソースのクラスター管理ツールです。このツールにより、研究開発分野のお客様や IT 管理者は、AWS でハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) クラスターを運用できるようになります。AWS ParallelCluster は、科学ワークロード、エンジニアリングワークロード、機械学習 (ML/AI) ワークロードを AWS で大規模に実行でき、伸縮自在にスケールする HPC クラスターにクラウドリソースを自動的かつ安全にプロビジョニングするように設計されています。
AWS ParallelCluster は、こちらに記載されている AWS リージョンで、追加料金なしでご利用いただけます。お支払いいただくのは、お客様のアプリケーションを実行するために必要な AWS リソースの料金のみです。AWS で HPC クラスターを起動する方法の詳細については、AWS ParallelCluster ユーザーガイドをご覧ください。ParallelCluster の使用を開始する方法の詳細については、ParallelCluster の UI と CLI のインストール手順をご覧ください。