Amazon CloudWatch がアプリケーショントランザクションの包括的な可視化機能をリリース

投稿日: 2024年11月21日

AWS は、CloudWatch Application Signals の検索および分析のエクスペリエンスを強化し、そのエクスペリエンスの一般提供を開始することを発表いたします。この機能により、デベロッパーとオンコールエンジニアは、ユーザーとさまざまなアプリケーションコンポーネント間の詳細なやり取りを取り込む分散トレースの構成要素であるアプリケーショントランザクションスパンを包括的に可視化できます。

この機能には主に 3 つの利点があります。まず、デベロッパーはインタラクティブなビジュアルエディタと拡張された Logs Insights クエリを使用して、アプリケーションのパフォーマンスやエンドユーザーへの影響に関する質問に答えることができます。お客様名や注文番号などの属性を使用して、スパンをエンドユーザーの問題と関連付けることができます。Logs Insights の新しい JSON 解析およびアンネスト機能により、トランザクションを支払いの失敗などのビジネスイベントにリンクしたり、トラブルシューティングを行ったりすることができます。次に、デベロッパーは、アプリケーションメトリクスを包括的なトランザクションスパンと関連付ける Amazon CloudWatch Application Signals の強化されたトラブルシューティング機能を使用して、API の p99 レイテンシースパイクなど、めったに発生しない問題を診断できます。最後に、CloudWatch Logs には、データマスキング、サブスクリプションフィルターによる転送、メトリクス抽出など、トランザクションスパン用の高度な機能が用意されています。これらの機能は、X-Ray に送信された既存のスパンに対して有効にすることも、トレース用に新しい OTLP (OpenTelemetry Protocol) エンドポイントにスパンを送信して有効にすることもできます。これにより、設定の柔軟性を維持しながら、オブザーバビリティを高めることができます。

スパンの検索と分析は、Application Signals が利用可能なすべてのリージョンで行うことができます。Application Signals、X-Ray トレース、トランザクションスパンの包括的な可視化を含んだ新しい料金オプションもご利用いただけます。詳細については、Amazon CloudWatch 料金表をご覧ください。詳細については、ドキュメントを参照してください。