AWS STS グローバルエンドポイントがデフォルトで有効になっているリージョンでのリクエストのローカル処理を開始
投稿日:
2025年4月18日
AWS Security Token Service (AWS STS) では、お客様がワークロードをデプロイしている AWS リージョンで、グローバルエンドポイント (sts.amazonaws.com) へのリクエストがすべて自動的に処理されるようになりました。これにより、回復力とパフォーマンスが向上しました。これまでは、STS グローバルエンドポイントへのリクエストは、すべて米国東部 (バージニア北部) リージョンで処理されていました。
この機能拡張により、リクエストがワークロードと同じリージョンで処理されるため、アプリケーションのレイテンシーの低減と障害分離を実現できます。例えば、アプリケーションを米国西部 (オレゴン) で実行していて STS グローバルエンドポイントを呼び出す場合、リクエストは米国東部 (バージニア北部) にルーティングされるのではなく、米国西部 (オレゴン) でローカルに処理されます。
このアップデートは、デフォルトで有効になっているすべての AWS リージョンで利用できます。この強化された機能を利用するためにお客様に必要な手続きはありません。デフォルトで有効になっていないリージョン (オプトインリージョンなど) から STS グローバルエンドポイントへのリクエストは、引き続き米国東部 (バージニア北部) で処理されます。
可能な限り、適切な STS リージョン別エンドポイントを使用することが引き続き推奨されます。これらの変更の詳細については、「AWS STS グローバルエンドポイントの変更」と発表に関するブログ記事をご覧ください。